知られざる物語 京都1200年の旅
放送内容
2013年4月9日・4月23日放送
「市川猿之助が歩く 京の春スペシャル 後編
老舗が伝える 日本の美 」
新しい命が芽吹き、自然が躍動し始める、春。 街歩きが心地よく、京都を訪れる人も多くなるこの季節…「市川猿之助が歩く 京の春スペシャル」と題し、2回にわたり市川猿之助自ら、魅力あふれる京都の街をご案内します。 2回目のテーマは長く人々に愛され、伝統を育んできた「老舗(しにせ)」。 京都には、日本の文化を生み、そして守り続けてきた歴史ある店が多く軒を連ねます。 美と伝統、磨き抜かれた業を受け継いできた多くの老舗の中から特に、ナビゲーターの市川猿之助おすすめの名店をご紹介。
京都御所の近くに店を構える「山田松香木店(やまだまつこうぼくてん)」は、創業200年余りの老舗。 古くから伝わる、貴重な香木を見せていただきながら、長い歴史ある「香道(こうどう)」について伺います。
京都の中でも老舗が多く集まる「寺町通り」。 猿之助なじみの店も多くあるこの通りで訪ねるのは「鳩居堂(きゅうきょどう)」。 東京にも店舗があり全国的にも知られる筆や墨の老舗は、三百年前にこの地で創業し、今も創業当時と同じ場所に店を構えます。ここで見せて頂くのは500種類以上に及ぶ様々な筆。 長きに渡りこの地で愛されてきた「書」の老舗ならではの思いとは。 「香道」、「書道」とくれば外せないのはやはり「茶道」。 「柳桜園茶舗(りゅうおうえんちゃほ)」は裏千家・表千家・武者小路千家の三千家なども御用達の名店。 自らも茶をたしなむ猿之助が、「茶道」の魅力と奥深さをたっぷりと語ります。 そんな、茶に欠かせないのが和菓子。八坂神社の門前にある老舗「鍵善良房(かぎぜんよしふさ)」を訪ね、見た目にも涼やかな「くずきり」を。 そして歌舞伎につきものの小道具「扇(おうぎ)」の専門店が「宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)」。 「猿之助」襲名時に記念の扇を注文したのがこの老舗なのだとか。 当時を振り返りながら、貴重な扇の数々をご覧頂きます。
京都の長い歴史の中で育まれた伝統の老舗へ、ナビゲーターの市川猿之助がご案内いたします。