知られざる物語 京都1200年の旅

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2012年7月31日・8月14日放送「祇園祭と京の夏」

番組内紹介リスト







京都の夏の風物詩、祇園祭。 春の「葵祭」、秋の「時代祭」と並ぶ、京都三大祭の一つ。 そして大阪の「天神祭」、東京の「神田祭」と並ぶ日本三大祭の一つとしても知られます。

もっとも多くの見物客が押し寄せる「宵山」や「山鉾巡行」だけが祇園祭と思われがちですが、実は7月1日から末日までの1ヶ月にもわたる長期間の祭り。祭りの安全を願う7月1日の吉符入りに始まり、17日の山鉾巡行、神輿渡御で一つのクライマックスを迎えます。その主役は「動く美術館」とも讃えられる絢爛豪華な山鉾。見る者の目を楽しませてくれるかわいらしい「稚児舞」や大迫力の「辻回し」。繊細さと大胆さが同居する美しい山鉾をたっぷりとご覧頂きます。そんな山鉾は、普段一体どんなところに眠っているのでしょうか・・・北観音山の山鉾町を訪ね、普段、山鉾の眠る蔵を拝見。紫織庵では京都名物町家を深く探ります。普段質素な町家が、祇園祭の期間中は華やかに様変わり。祇園祭と同じ時期に開催される「屏風祭り」とは。そして町家には古の人々の生活の知恵が隠されていました。また、町家に飾られる厄除けのお守り「粽(ちまき)」。ここに秘められた、祇園祭と関わるある伝説とは。

祇園祭は八坂神社の祭礼でもあります。八坂神社に伝わる、祇園祭の起源にもつながる逸話…。そして別名、「鱧祭」とも呼ばれる祇園祭。どうして鱧は京都の人々に愛されてきたのか?鱧と京、祇園祭のつながりを求めて鱧料理の老舗「堺萬」へ。伝統の名人技に裏打ちされた美しく、美味な鱧料理に舌鼓。さらに、2012年の祇園祭には一つの大きな話題が。それは幕末以来失われていた山鉾の復活。そこに込められた人々の想いとは?京都の夏を彩る祇園祭。美しく幻想的な姿と、町衆たちの熱い想い。その知られざる物語を紐解きます。


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