知られざる物語 京都1200年の旅

知られざる物語 京都1200年の旅

  • トップページ
  • バックナンバー
  • ナビゲーター
  • 旅人

2012年1月17日・24日放送
「辰年にめぐる 京都の龍」

番組内紹介リスト






2012年、辰年にお送りするのは京都に眠る龍たちの物語。
京都ではお寺の伽藍の天井や神社の手水舎のそば、民家の瓦屋根や柱の隅など、様々な場所にその姿を見つけることが出来ます。
ある時は、何もかも見透かしたような鋭い眼光で私たちを睨み、ある時は慈愛に満ちた表情を見せ、またある時は思わず微笑んでしまうような愛嬌をある姿を見せる事もあります。
太古より人々によって創造されてきた架空の動物は多くあります。その中でも現在に至るまで人々の日常に溶け込み、活躍しているのは龍においてほかにありません。
架空の存在でありながら親しまれてきた龍は、古くから水の神様としても崇められてきました。
そもそも、龍は古代インドで信仰された天候を操る神様が発端。
半人半蛇のその神が中国、日本へと伝わる内に現在我々が目にする龍へと姿を変えたのです。

火事や洪水の被害に度々遭って来た京都の人々は、火災防止や水難防止の願いを込めて、古くから水の神である龍を信仰してきました。
その龍の姿が今に残り、京都各地で見ることが出来ます。

松尾大社には、辰年に合わせて巨大な龍の絵馬が奉納されています。
伏見神宝神社には「狛犬」ならぬ「狛龍」が。
日本一巨大な龍の彫刻がうねる瀧尾神社。
平安神宮には意外なところに龍が潜んでいます。
財運をつけてくれる龍の神様が鎮座するのは山科の本圀寺。
泉涌寺と建仁寺にはお堂の天井に巨大な龍の天井画。
珍しい姿の龍神像があるのは、鴨川のほとりに建つ壇王法林寺。
さらに、番組のナビゲーターである市川亀治郎さんと深い関わりのある龍伝説を求め、岩屋山、志明院を訪ねます。
龍に込めた人々の願いを辿りながら知られざる物語を紐解く、龍尽くしの1時間。


番組内紹介リスト