知られざる物語 京都1200年の旅

知られざる物語 京都1200年の旅

  • トップページ
  • バックナンバー
  • ナビゲーター
  • 旅人

2014年8月5日・8月12日放送 
都の霊峰・天空の寺

番組内紹介リスト






三方を山に囲まれた、京都。 おごそかな雰囲気ただよう美しい峰々では、多くの信仰が育まれてきました。 そんな都の霊峰、そこに建つ天空の寺を訪ね、はるか遠くを見渡す絶景とともに、今に伝わる物語をひも解きます。

京の町を守るかのように広がる山並み。そこには、古くから人々があがめる、いくつもの霊峰がそびえます。そのひとつが、かつて頂上にお釈迦さまをまつるお堂があったことから、名付けられたという、「釈迦岳(しゃかだけ)」。その「釈迦岳」に建つ「善峯寺(よしみねでら)」には、今も名前の由来となった石造りのお像が置かれ、悠久の時を刻み続けています。さらに、隣にある、「善峯寺」を建てた人物に由来する「三鈷寺(さんこじ)」は、かつて絵図にも描かれた、美しい眺望をほこる寺。そこには、今も当時の面影を感じられる場所が残されているのです。

町の東、「阿弥陀ヶ峰(あみだがみね)」は、阿弥陀如来(あみだにょらい)にゆかりを持つ山。現在、およそ500段の石段をのぼった先には、かつて都を愛した豊臣秀吉の墓が置かれています。 さらに、「阿弥陀ヶ峰」の南にそびえる「大日山(だいにちやま)」も、かつてここに大日如来がまつられていたと伝わります。

そして、仏ではなく、神の名が付けられた、「神明山(しんめいやま)」は、はるか昔から人々が足を運ぶ、霊験(れいげん)あらたかな山。 そこに建つ「日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)」は、京のお伊勢様と呼ばれ、遠く伊勢神宮に向かって祈りを捧げることができるのです。

さらに、京の夏の風物詩、「五山の送り火」で知られる「大文字山(だいもんじやま)」。毎年8月16日に焚(た)かれる"大"の字の由来を、ふもとに建つ「浄土院(じょうどいん)」に訪ねます。

いにしえより、人々が見上げてきた、都の霊峰と天空の寺。 はるか昔より受け継がれる、先人たちの想いとは?


番組内紹介リスト