知られざる物語 京都1200年の旅

知られざる物語 京都1200年の旅

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2014年6月24日・7月1日放送 
都に残る 信長の面影

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誰もが知る戦国武将、織田信長。京の街には、歴史に名高い信長ゆかりの地が、いくつか残されています。そんな彼の面影を感じることのできる寺や神社を訪ね、貴重な宝の数々を見ながら、今に伝わるさまざまな物語をひもときます。

京の北にある禅寺に残るのは、信長の菩提を弔う寺。京を南北に貫く寺町通り。風情ある通りを歩けば、「本能寺の変」で知られる「本能寺」が見えてきます。ここには茶碗や茶釜など、信長が愛用していたと言われる茶器の数々が残されており、茶道を愛した彼の意外な一面を見ることができます。その中のひとつ「お茶入れ」には、「本能寺の変」の炎の激しさを示すものも残されていました。

しかし、本能寺はもともと現在の場所にあったわけではありませんでした。豊臣秀吉の時代、寺町が作られ、多くの寺院とともに移ってきたのです。現在は住宅街の中にある旧・本能寺跡地周辺を歩き、時代の名残を感じます。さらにその跡地に造られた「信長茶寮(しんちょうさりょう)」へ。ここでは信長がよく食べていたと言われる当時の料理を現代風にアレンジして提供しているのだとか。

にぎわう街の中にある「正伝永源院(しょうでんえいげんいん)」は、信長の実の弟、織田長益(有楽斎)が晩年を過ごした寺。そこで信長が弟に授けたという貴重な宝を見せてもらいます。現・本能寺の北に建つ寺「阿弥陀寺(あみだじ)」は、信長と幼い頃から一緒に育てられた乳兄弟が創建した寺。ここにある信長の墓には、彼の遺骨が埋められていると言われています。

緑豊かな森に囲まれた「船岡山(ふなおかやま)」にある「建勲神社(けんくんじんじゃ)」は、明治天皇の命により、信長は神としてまつられているのです。そこに残る信長の言葉とは…? はるかな時を越え、京の街に語り継がれる信長の伝説を訪ねます。


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