知られざる物語 京都1200年の旅

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2014年3月18日・3月25日・5月27日放送 
「市川猿之助が選ぶ もう一度訪れたい 京の寺」

番組内紹介リスト







今回は、ナビゲーターの市川猿之助が、これまで番組で訪れたなかで特に印象に残っている寺の数々を再びご紹介。

まずは、「仏像」に心ひかれた寺を振り返ります。京都の街の東南に立つ禅寺、東福寺内にある「同聚院(どうじゅいん)」では、平安貴族として栄華を極めた、藤原道長が作らせた「不動明王像」と出会いました。緑豊かな嵯峨にある「清凉寺(せいりょうじ)」では、源氏物語の主人公、光源氏のモデルとなった人物、源融(みなもとのとおる)の面影を宿した美しい仏像と対面。平安時代の高僧「最澄」ゆかりの寺 「青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)」では、「青不動」に秘められた物語をひもときます。奈良との県境にある「浄瑠璃寺」の庭園では、救いを求める者全てを極楽浄土へと導くと言われる9体の阿弥陀仏に手を合わせました。

様々な「美しい作品」を守り続ける寺もありました。皇室にゆかりが深い「泉涌寺(せんにゅうじ)」。お堂の天井に描かれているのは、仏を守る巨大な「龍」の天井画。京都で最も歴史ある禅寺、「建仁寺(けんにんじ)」が持つのは、江戸時代初期の天才絵師、俵屋宗達(たわらやそうたつ)の手による「風神雷神図屏風」。枯山水の庭園を持つ禅寺「南禅寺」は、室町時代から幕末にかけて活躍した絵師集団「狩野派」が手がけた、華やかな襖絵で彩られていました。

さらに、市川猿之助自身にゆかりの深い寺も。鴨川の源流に立つ「志明院(しみょういん)」。ここには、歌舞伎の演目にもなった「鳴神(なるかみ)」の伝説が残ります。その中に登場する、都で最も美しいという「雲の絶間姫(たえまひめ)」を、猿之助さんは亀治郎時代に演じた事があるのです。さらに、幼い頃の思い出の場所として訪れたのが、嵐山の「法輪寺(ほうりんじ)」。 この寺に伝わる、子供のための風習「十三詣り(じゅうさんまいり)」を、かつて猿之助さんも体験したのだとか。

こうした、市川猿之助が「もう一度訪れてみたい」と感じた様々な寺の魅力を、 その時の思いとともに振り返っていきます。


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