にほん風景物語
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開高健の愛した冬の越前海岸
~「海の宝石箱」究極のカニ料理 喰らう!~
作家開高健は、アマゾン川の奥地やモンゴルで釣りをしたり、
ベトナム戦争を取材するなど世界中のいろんな所に出かけた冒険家でした。
取材をもとに体験記などを書き、読者を楽しませた作家でしたが、
毎年カニを食べに福井県の越前海岸に来ていたことはあまり知られていません。
そして、その味を"海の宝石箱"と表現しました。
開高はなぜ、南の暑い殺戮の場所から遠い越前まで来てカニを食べに来たのか、
どんな場所だったのか、そしてそこで何を見たのか、同じ作家高橋源一郎氏はずっと気になっていました。
11月6日午前0時解禁、日本海冬の風物詩、越前ガニ漁を皮切りに、勇壮というより
壮絶と呼びたい名勝東尋坊、氏がこよなく愛した冬の花・越前水仙、この土地に根ざしている優しい人々を紹介しながら「開高健の越前海岸」を旅します。