にほん風景物語
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向田邦子の愛した鹿児島 ~「父の詫び状」その原点をたどる~
小説家向田邦子は東京生まれですが、父の転勤により9歳から11歳の多感な少女時代を鹿児島で過ごしました。「長く生きられないと判ったら鹿児島へ帰りたい。鹿児島は懐かしい"故郷もどき"なのであろう」と短編エッセイに書いています。
母校の山下小学校、海岸で食べたジャンボ餅、島津の殿様が天文学研究所を造らせた天文館通り、向田家で夢中になったといわれる元祖薩摩揚げを堪能し、そしていよいよ桜島へ。 奇跡的に爆発の瞬間に遭遇します。
女性ならではの繊細な描写で知られる向田邦子が雄々しい鹿児島に何故魅了されたか?その謎を追って、作家山本一力が旅します。