にほん風景物語
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瀧廉太郎が愛した音風景 "荒城の月"の城下町 大分県竹田市
大分県竹田市。古くは奥豊後の城下町として栄え、日本を代表する作曲家「瀧廉太郎」が多感な少年時代を過ごした町でもあります。
この地で文治元年(1185)、源義経を迎え入れる為に築城されたと伝えられる難攻不落の
岡城址をモチーフにして名曲"荒城の月"が誕生したと言われます。
23歳の若さで他界してしまう廉太郎の、わずか2年あまりの竹田でのくらし、語り継がれる歴史ロマン、"花" "月" "お正月"といった名曲が生まれた原点。
旧竹田荘を訪れた廉太郎の感想は「私には山水画から自然の音を聴くことが出来た。音は眼でとらえる事が出来る」。廉太郎が見て、聴いた世界とは?
キリシタン礼拝堂、日本百名水竹田湧水群、桜満開の岡城桜祭り、
竹田の郷土人形姫だるま、旧岡藩御用菓子司など、作家山本一力が「古の道歩き」を紹介しながら竹田の情熱を伝えます。