にほん風景物語

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童謡のふるさとを歩く 北茨城・水戸 ~詩人 野口雨情 郷愁の風景~

茨城県北茨城市磯原。この町で「野口雨情」は生まれました。 野口雨情という人の名前は知らなくとも「赤い靴」や「しゃぼん玉」といった歌を口ずさんだ思い出は 誰にもあるはずでは?
小さい頃に誰もが口ずさんだだろう聞きなれた童話の数々を描き残した人物こそが、野口雨情なのです。
この土地で「良家の長男」として生まれた雨情、幼少の頃は家族の愛情にも恵まれ何不自由なく育ち、 文壇の世界に夢を馳せていた。その後、家の没落や家族別離など…波乱の人生を送ることになるのですが、 そんな中でも詩作の心を失うことなく作品を創りつづけ、今に残る名作の数々を誕生させた。
雨情の故郷「北茨城」は茨城県の最北に位置し、東は太平洋に面した土地で、山と海に囲まれ、 多くの自然の幸にも恵まれた風光明媚な所。
この時期、近くの平潟港には「あんこう」の水揚げがあり、地元ならではの「どぶ汁」が楽しむことができる。
今も残る「生家」を訪問。当時の雨情の様子や直筆の書などを紹介。 明治~昭和にかけ、この地の繁栄をささえた「常磐炭鉱」地域。「産業遺産」として今なお残っている場所で 当時の様子を振り返る。そして雨情の縁ある地として外すことのできない地「水戸」も併せて訪ねた。
徳川のお膝元として栄えた「水戸」。春を待つ「水戸偕楽園」の様子、水戸でのゆかりの地を探しながら 雨情の創り出す詩の世界の源流を島田雅彦が旅をしてきました。