にほん風景物語
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文学の町・金沢 井上靖が愛した城下町を訪ねて
昭和初期の作家・井上靖を、小説の世界に導き、「第二の故郷」と言わせた、
"文学の街"金沢を旅します。
「北の海」は「しろばんば」「夏草冬濤」に続く自伝的小説3部作の3作目。 そこには"小京都"金沢の風景が美しく描かれています。加賀百万石の城下町と 金沢城、特別名勝の兼六園や武家屋敷。そこで育まれた文化や芸術。そして 「加賀は天下の書府なり」と例えられ、江戸時代から奨励されてきた文学。
そうした金沢の街が持っている魅力に取り付かれ、作家の道を歩みだした井上靖…果たして文豪が見たのはどのような風景だったのか…?作家・高橋源一郎が訪ねます。