留さんのニッポン焼き物紀行

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放送内容

「石川県 大樋焼」

今回は、ナビゲーターの福留功男が、石川県金沢市の大樋焼の魅力に迫る。まずは加賀百万石、金沢市民の台所、近江町市場を散策。日本海の幸や加賀野菜など、金沢の食文化に触れる。続いて、大樋焼の歴史を学ぶため、大樋焼を始めた、初代 大樋長左衛門の作から現在の十代目 大樋長左衛門さんの作品までが並ぶ、大樋美術館を訪ねる。そして、大樋焼が加賀藩の御用窯として、茶道具を中心に焼き物を作ってきたことを知る。現代の名工の十代目は、文化勲章受章者。大樋焼の伝統である、ろくろを使わない「手びねり」や伝統の釉薬(ゆうやく)「飴(あめ)釉」を継承しながらも、全く新しい独自の世界観を持った作品づくりに取り組んでいる。
金沢の街歩きでは、城下町の風情の残る、主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい)を歩き、金沢の伝統工芸の一つ、金箔(きんぱく)の製造工程を見学する。さらに、富山県にも足を延ばし、温泉とおいしい料理を堪能する。今回、大樋焼の器に料理を盛りつけていただくのは、金沢で最も歴史ある日本料理屋「つば甚」。地元の食材を使った料理をいただく。