留さんのニッポン焼き物紀行

留さんのニッポン焼き物紀行

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放送内容

「茨城・笠間焼」

今回の「留さんのニッポン焼き物紀行」ではナビゲーターの福留功男さんが関東最古の焼き物の郷、茨城県の笠間を訪れ江戸時代から続く笠間焼の魅力を探ります。

最初に訪れたのは京都の伏見稲荷、佐賀の祐徳稲荷と並び日本三大稲荷神社としても有名な笠間稲荷神社。651年創建といわれる由緒あるパワースポットから今回の旅が始まります。
次に向かったのは笠間芸術の森公園に沿うように2kmに渡って延びるギャラリーロード。ここで見た笠間焼は色・形、共に個性あふれるものばかり。
歴史を探る為立ち寄ったのは「茨城県工業技術センター窯業指導所」。ここで笠間焼を伝え続ける秘密を知ります。日本各地から集まった陶芸家を目指す人たちに焼き物作りを指導しています。

そして今回紹介するのは陶芸家の福田さん。製陶ふくだは1796年から続く老舗の窯元。第6代義右門を継ぐ福田勝之さんは伝統の製法を受け継ぎながらもユニークな発想で新しい日常に使う物を作り続けています。たとえば茨城名産の納豆を混ぜる専用の納豆鉢等、なかなかお目にかかれないものもたくさんあります。
そして福留さん自ら作陶にも挑戦します。福田さんの笠間焼を使ったそばの名店ではその使いやすさに感心しきり。

その後、東日本大震災で被災した笠間の伝統を守る為のプロジェクト「笠間登り窯復興プロジェクト」のお話を伺う為、笠間焼協同組合を訪れます。 その他、稲荷神社の門前町を散策。古くからの酒蔵や団子屋、名物の胡桃入り稲荷寿司店等を回り地元の方々と触れ合います。