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【2011年5月24日】 BATTLES

ニュー・アルバム『GLOSS DROP』をひっさげ、4年ぶりにBATTLESがスタジオに登場!
N.Y.はブルックリン発、究極のオルタネィティヴ・インストゥルメンタル・ユニット。単なるオルタナに留まらず、複雑な構成や変則的なリズムはフリーJazzやプログレの進化形といった趣き。
2004年1月、THE MARS VOLTAの東京公演でのフロントアクトに引き続き、オルタナ系アーティストが一同に会するイベント《PEAK WEEK FESTIVAL》で5都市8公演をこなす。
また2007年にフジロックフェスティバルに参加し、数多くの人がこの年のベストアクトだと語っている。しかし、シンガー、ギタリストのタイヨンダイが昨年、脱退し、3ピースとなった彼らだが、今回のアルバムに関して「今までで最高の達成感を感じている」と語っていた進化し続けていく彼らの新しい音作りへの追求心とは!? 乞うご期待!

紹介曲
BATTLES 「Ice Cream」

インタビュー

Q:今回のアルバムにはゲストが何人か参加しているけれど、彼らを選んだ基準は?もともと友人だったとか?

「いや、個人的には知り合いじゃなかったよな。」
「カズ(・マキノ)は友人だったよ。」
「ゲイリー・ニューマン以外は、僕らの友人だったと言ってもいい関係だ。」
「ゲイリーは"夢のゲスト"だったんだけど、それが現実になったんだ。」

Q:アイドル的存在だったの?

「僕はすごく憧れてた。」
「彼が参加してくれたなんて、まだ信じられない気分だよ。すごいことさ。」

Q:曲もいい響きだよね。
「もちろん。」
「ゲイリーが参加してるなんて、最高にクールだ。」

Q:アルバムについてもう少し聞こうか。4年も費やしたんだよね?

「前作からは4年経つけど、その間に前作のツアーを2年やってた。だから実際に費やしたのは2年だね。」

Q:前作と比べて、新たな方向性を見出した?『Ice Cream』はどう?

「『Ice Cream』は、そういう感じではないけれど・・・」

Q:方向性とまでは言わずとも、何らかの変化は?

「今回の制作過程では、クリエイティヴ面でより実験的なことを試みたと思う。曲を完成させるまでに、違ったアプローチをいろいろ試したしね。2年近くもツアーに出ていたので、再び"レコーディング・バンド"に戻るためには何が必要か、そしてどんな流れで作業をすべきかを学び直した感じだ。さっき、「体のどこから曲のアイデアが湧いてくるか?」という質問をされたけど、それは脳と心の2ヶ所からだと思うんだ。そしてその両方が調和することが、とても大切な要素だと思う。僕らはあまりに考えすぎた曲は作りたくないし、感情が伝わる曲でもすぐに捨てられてしまうような作品も作りたくない。つまり、頭とハートの両方がバランスよく共存している作品が理想なんだ。だから今回のアルバムでは、いろいろな領域をカバーした楽曲を作った。『Ice Cream』のようなポップな曲もあれば、もっと実験的要素の深い曲もあって、曲作りの過程で様々な異なることを実践したよ。」