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【2011年5月31日】 FOO FIGHTERS

今回はFOO FIGHTERSが登場!
7枚目のアルバム『WASTING LIGHT』は「完全アナログ録音」で制作され、しかも録音場所はフロントマンであるデイヴ・グロールの「自宅のガレージ」!
そんなアルバムについて語ってくれました!
またニルヴァーナへ対するデイヴの今の思いとは・・・

95年、デイヴ・グロールはすべてのインタビュー、すべてのプロモーションを頑なに拒絶し、ライヴ活動だけをしながらそのキャリアをスタート。デビュー作「フー・ファイターズ」(全米最高位23位)はほぼデイヴ・グロール一人で制作されている。
99年、フー・ファイターズのあり方を決定付ける傑作「ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ」(全米最高位10位)を発表。本作で第43回グラミー賞"ベスト・ロック・アルバム"、収録曲「Learn to Fly」のビデオで"ベスト・ショート・フォーム・ミュージック・ビデオ"賞受賞。02年、3枚目のアルバム「ワン・バイ・ワン」を発表。これがこの時点でバンド最大のヒット作となる。わずかの制作期間で一気に制作されたこの作品は、ライヴ感に溢れたサウンド・プロダクションが特徴で、パンクやヘヴィ・ロック隆盛だった当時のシーンに受け入れられた。長期にわたるハードなツアーだけが育むことができるバンドの精神的な結束とタイトな演奏が、凄さとなって、最高のロック・アルバムに仕立て上げた。03年、本作品は第45回グラミー賞"ベスト・ハードロック"賞、第46回グラミー賞"ベスト・ロックアルバム"賞を受賞し、400万枚のセールスを記録した。
そして16年のキャリアを総括したドキュメンタリー映画も発表し、勢いの止まらない世界最強のライヴバンド!フーファイターズを乞うご期待!

インタビュー

Q:まずはアルバムの大ヒット、おめでとうございます。全世界12カ国で1位というキャリア史上最大のヒットになりましたが、このアルバムが不思議なのは、例えば"エヴァーロング"や"ラーン・トゥ・フライ""ベスト・オブ・ユー"のような、分かりやすい、これぞシングルという曲がないことです。しかし、何度も何度も聴き返してしまう魅力があります。あなた自身、そうしたアルバムの全体像、そうした楽曲のキャラクターについては、どう考えていましたか?

デイヴ:「キャラクターって言うのは、面白い言葉だね。というのも、今回どんな風に、どこでアルバムを作るかを決める段階で、俺達はそれを考えに入れていたんだ。俺達のスタジオみたいにプロフェッショナルなスタジオで作らずに、あるいは他の皆が使っているテクノロジーを使わずに、俺の(家の)ガレージでやろうって思った。そして、テープに録音をして、そうすることでサウンドにキャラクターがある、他とは違うサウンドの作品にしようって思ったんだ。でも俺達にとっては、音楽の方向性はそんなに拡大していないし、俺達がやるサウンドになってると思うんだ。ファースト・アルバムや、セカンド、サード・アルバムなんかの要素がどの曲にも入ってると思うからね。だから、スタイルとしては、作り易い作るアルバムだったんだ。ただ、サウンドに関していうと、演奏そのものにキャラクターがあったんだよ。バンドをパーフェクトにして、見た目を良くしたようなヴァージョンではなかったんだ。だから、このアルバムを聞くと、ドラムのサウンドが、ラジオで流れている曲と比べて、多分、より大きくて、より広がりがあって、もっと温かいものに感じられると思う。それが今、俺がラジオで耳にする曲とは大きく違う点だよ。ここに収められた楽曲のサウンドは、皆が今聞いているものとは違う。それに、テープのシーっていう音が聞こえたりもして、クールなんだよ」