ベストヒット USA

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【2010年 6月22】CRAIG DAVID

"キング・オブ・ 2ステップ"なる異名のもと、1stアルバム『ボーン・トゥー・ドゥー・イット』を発売したのが、2000年のこと。同作品は、瞬く間に音楽シーンを席巻。世界20ヶ国以上でプラチナ・ディスクを獲得する大ヒットを記録。UK生まれの19歳の若者は、アルバム1枚で一躍、時代の寵児となった。現在までに全世界で1300万枚の売上を誇る彼がモータウンの名曲を中心にカバーしたアルバム『SIGNED SEALED DELIVERED』を発売。アルバムについてじっくりと語ってくれました。

「One More Lie (Standing In The Shadows)」

ユニバーサル移籍第一弾アルバム『SIGNED SEALED DELIVERED』からの1stシングル。フォー・トップスの名曲をサンプリングした楽曲。


インタビュー

Q:マイケルには影響を受けたところは強いですか?

もちろん。子供の頃から彼をみて育ってきたんだから。マイケル・ジャクソンの音楽や、すべてにおいての大ファンだよ。彼は国境を越えた莫大な数の人たちに感動を与えてきた。彼こそがこの惑星の人々をマイケル・ジャクソンのミュージック・ワールドに引き込んだ真のスーパースターであり、彼の音楽を聴いて育って来れてとても恵まれていたと思っているよ。

Q:シングル「ONE MORE LIE」の思い出などあれば

One More Lie(Standing the Shadow)は「涙を届けて」のファースト・シングルで、レコーディングの際にはどうやってハウス・ミュージックのフローを取り入れるかを考えたよ。同時にオールド・スクールな感じも出したかった。このカヴァー・アルバムをゆっくりと紹介するようなものにしたかったんだ。だからどうやったらできるかな?ってね。ブラック・アイド・ピーズ、ケシャ、レディ・ガガ、みんなコンテンポラリーなハウス・ミュージックを取り入れている。僕はハウスをベースにした曲で、さらにオールド・スクールも感じられるものをやらせてくれないかって言ったんだ。

Q:10代のデビューから10年。何か音楽的なアプローチで変わった事は?

音楽的にはアーティストって常に進化しつづけるものだと思うんだ。新しいものを聞けば、新しいことをやってみたくなるし。このアルバムは僕にとって何か新しいものだったし、新鮮だったし、挑戦でもあった。もし全曲新曲のアルバムを作っていたとしても僕はヴォーカルに焦点を当てた作品をつくりたいと思っていたよ。みんなが知っているような名曲のカヴァーでね。次のレコードはハウス・アルバムになるかもしれないし、もっとポップになってるかも。僕は自分の音楽を多様性のあるものしたいと思ってるし、それが一番重要だと思っているよ。