辰巳琢郎の家物語 リモデル★きらり
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スカイツリーの見える廊下を斜めにつけた家

634メートルの高さから武蔵の国を見下ろす、東京スカイツリー。昔ながらの下町の雰囲気が今も残るその足元には、完成を待ちきれない人々が今日もたくさんつめかけています。今回は、東京の新名所として再開発が進む押上駅からほど近いところにあるお宅を訪ねます。
築26年のマンションの4階には、Kさんご夫妻がお住まいです。以前は23区の西部にお住まいでしたが、間取りが狭く、室内に光も届かなかったため、ご夫 妻にも愛猫にもストレスがかかっていました。そこで引っ越しを決意。下町に住む人たちの温かさと、窓から見える東京スカイツリーの眺めが気に入り、この部 屋を購入しました。しかし、新居も部屋が細かく分かれ、せっかくの風通しの良さが活かされていませんでした。また、奥様の妊娠も判明。そこで、学生時代に 建築を学んだご主人のこだわりを随所に取り込み、家の持つポテンシャルを最大限に活かして、猫だけでなく、生まれてくる新しい家族もすくすくと元気に育 つ家を目指し、リモデルすることにしたのです。
K邸の玄関には、廊下の先にあるリビングから明るい光が差し込みます。以前は光が届かず、暗い印象の玄関でしたが、リビングへ続く廊下を斜めにす ることによって、外光が直接玄関まで届くようになりました。南向きのリビングから斜めの廊下を挟んで北側の寝室まで、適度に視界が遮られながらも、南 北に抜ける風が良く通るようになり、夏でも空調を使わずに涼しく快適に過ごせます。
リビングダイニングキッチンは、およそ21帖の広々とした空間。キッチンカウンターは、長さが4メートルもあるものにしました。友人たちを招いて パーティーをするときは、皆でテーブルを囲み、さながらスカイツリーの眺めを楽しめるバーのような雰囲気に。壁は断熱材がしっかり入っていたため、 それを活かし、上から新たに塗装を施して好みの空間に仕上げるなど、コストを抑えつつ、環境に優しいリモデルを実現しました。
ご夫妻も猫も、快適で心地よい時間が過ごせる場所となったK邸。もうすぐ生まれてくる赤ちゃんも、この家で一緒に暮らす毎日を楽しみにしているに違いありません。

アトリエハコ
http://www.hako-arch.com/index.html