建物遺産~重要文化財を訪ねて~
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<特別編>国立音楽大学 新1号館
学生が個人演習、アンサンブル演習を行うための総合レッスン棟として、学生が集うキャンパスを活用し建設。階段状に建てることにより、各階に屋上庭園を配し、従来のキャンパスの面影を残した。ピアノの鍵盤をイメージしたベンチなども配されている。レッスン室は全室南側に配され、好みにより室内の音の響きを変化させる事が出来る等、ハイグレードな音響空間を創出した。古い楽譜を各階の壁にプリントするなど学びの環境を演出している。ピアノ等の重量物の危険性を考慮し免震構造を採用した他、防音、高断熱など環境にも配慮した。鉄筋コンクリート造地上4階、地下1階。設計は松田平田設計。