建物遺産~重要文化財を訪ねて~

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<特別編>神奈川県立近代美術館 葉山

神奈川県立近代美術館は昭和26年(1951)鎌倉・鶴岡八幡宮境内に開館し、昭和59年(1984)別館完成。平成15年(2003)10月に御用邸をはじめ別荘地として名高い葉山町に当館が開館。敷地は高松宮邸跡地。一色海岸と三ヶ岡山に面した立地を意識し、海と山にきらめく「光」に象徴される、明るく開放的な空間と静謐な環境との調和に配慮した設計。高い天井・白い箱(ホワイトキューブ)を基本に、自然光の取り入れ可能な天井照明を配した展示室を3室、海の見える展示室など、葉山ならではの展示空間を配置。その他、潮騒を聞き風を感じる中庭、展望台や野外彫刻のある庭園、海の見えるレストランなども備えている。設計は佐藤総合計画。