熱中世代 大人のランキング

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バックナンバー

2016年11月20日

熱中ゲスト

ジャズミュージシャン 渡辺貞夫<前編>

ゲストはサックスの甘い音色で日本のみならず世界中の人々を魅了するジャズミュージシャンの渡辺貞夫さん。日本のモダンジャズ黎明期にジャズの本場・アメリカへ留学。世界の一流ミュージシャンたちともセッションを重ねながら独自の世界を築き上げてきた。今なお現役で活躍する世界の“ナベサダ”、その熱いジャズ人生を2週にわたり紹介する。

先生は駄菓子屋さん!? ジャズに目覚めた少年時代

渡辺さんの運命を変えたのが15歳の頃に観たアメリカ映画「ブルースの誕生」。少年の鳴らすクラリネットの音色に心を奪われ、当時高価だったクラリネットを両親に買ってもらう。楽器の吹き方が分からない貞夫少年がクラリネットを教わったのは、何と駄菓子屋の店主だった…。ジャズに明け暮れた少年時代の思い出を語る。

東京での音楽生活と結婚秘話

高校卒業後に音楽の道を志し上京した渡辺さん。気鋭のサックス奏者として注目され始めた頃、一人のピアニストに声をかけられた。当時の日本ジャズ界をけん引していた秋吉敏子だ。彼女の率いるカルテットに加入し腕を磨いていく中、24歳で結婚する。お相手はジャズ喫茶で知り合った女性、貢子さん。当時モテモテだったという渡辺さんの、貢子さんとの結婚の決め手とは…。

本場・アメリカへの留学

29歳になった渡辺さんは、アメリカの名門・バークリー音楽院へ奨学生として留学するチャンスを得た。昼は学校でジャズ理論を学び、夜は本場の一流ミュージシャンたちとセッションを重ねる音楽漬けの日々を送る。帰国後は本場の理論を知りたいという仲間たちのために自宅で“ジャズ教室”を開くことになる。妻・貢子さんが食事も振る舞ったという“教室”のアットホームなエピソードとは。そして、意外な“生徒”たちがVTRで出演。当時の思い出を語る。

カルチャーランキング

奈良好きが選んだ奈良の名所ベスト5

今回は人気の観光スポット「奈良」。奈良好きが選んだ「奈良の名所ベスト5」をご紹介。
都内にある奈良のアンテナショップ「奈良まほろば館」では、定期的に奈良の歴史や文化を学ぶ「奈良学レッスン」を開催している。定員70名のところ、取材した日は満席の人気ぶり。この日は「飛鳥時代の古墳最新事情」を学んでいた。
知れば知るほど興味が深まる「奈良」で奈良通が選んだベスト5とは…。
時空を忘れさせるあのスポットが1位に。美しい景観や、趣のある寺社などをたっぷりと伝える。

ジャズミュージシャン  渡辺貞夫(わたなべ さだお)さん

1933年宇都宮生れ。18歳で上京後、秋吉敏子のコージー・カルテットをはじめ数々のバンドに参加。バークリー音楽大学への留学等を経て、日本を代表するトップミュージシャンとして、ジャズの枠に留まらない独自のスタイルで世界を舞台に活躍。2005年“愛知万博”では世界中から集まった子供達400人と、国境や文化を越えた歌とリズムの共演という長年の夢を実現させ、それらの活動は海外へ広がる。近年は国立音楽大学の招聘教授として次世代の育成に今日も力を注いでいる。本年4月、オバマ米大統領夫妻がホストとなり、ホワイトハウスで開催された「International Jazz Day 2016」に日本を代表して参加。又5月にはボツワナ共和国独立50周年記念行事の一環として、大統領招待による「渡辺貞夫コンサート」が開催された。同月ニューアルバム「ライブ・イン・根室1977」をリリース。国内のみならず、海外に於いても精力的に演奏活動を行う生涯現役プレイヤーのその姿は、世界中の老若男女に勇気と感動を与えている。

http://www.sadao.com/