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2016年11月13日
熱中ゲスト
美容家 佐伯チズ
「化粧品に頼らない」美容家として一躍人気になった佐伯チズさんをゲストに招く。
60歳で初めての著書「頼るな化粧品」を発表して一躍人気に火が付いた佐伯さん。化粧品会社で30年以上働いた実績をもとに展開される美容論に世の女性も夢中に。輝く素肌もその人気の一つ。また、プライベートでは19年連れ添った愛する夫との別れを経験。
幾多の試練を乗り越え生み出された、佐伯チズさんの美容哲学と美の秘訣に迫る。
60歳で一躍人気に “佐伯式美容哲学”とは
60歳で初めて発表した著書「頼るな化粧品」が20万部を超えるヒットを記録。佐伯さんの代名詞といえば「ローションパック」。高い化粧品に頼るのではなく、その使い方が重要だと伝えた。日頃から美容に関して徹底的に向き合っている佐伯さん。ヨーグルトの食べ方までも美容法にしている。また「夢は薬 あきらめは毒」という独自の言葉で展開される美容法とは…。今回佐伯さんが常に大事にしている美容哲学5カ条を伺った。
さらにもう一つ、ある大事なエッセンスがあると言う。それは一体…。
祖父母に育てられて
満州生まれの佐伯さんは、三歳から祖父母の元で育った。両親がいなかった反面、農業を営んでいた祖父の手伝いの中で、多くの大事なものを学んで行った。特に祖父が口癖のように言っていた言葉に強い影響を受けた。「氏より育ち」「分相応に生きなさい」「働かざる者食うべからず」という言葉は今も佐伯さんを支えているという。幼いころから一人で生きていくためにはどうしたらいいか?という自立心が自然と芽生えていったと語る。
そして中学1年生の時に、その後の美容家人生の大きな転機といえる出来事が起きた。
それは往年のあるスター女優との出会い。雑誌で目にしたその日から、佐伯さんの行動は一変する。そのエピソードにスタジオは笑いで包まれた。佐伯さんのパワーの源と言える原点が明らかに。
幾多の試練を乗り越え 亡き夫との“ある約束”
24歳の時に10歳年上の夫・有教さんと結婚した佐伯さん。結婚生活は望みを全て叶えてくれる夢のようなものだったという。同時に、2人の生活を豊かにするために始めた仕事。これを機に30年以上、外資系化粧品会社に勤めることになる。そして42歳の時に夫をがんで亡くす。あまりのショックに1年近く家に引きこもっていた佐伯さんだが、あるとき鏡で自分の姿を見て、老婆のようだと驚く。その日から「ローションパック」を1日5~6回続け、三か月後には見事に肌が復活。45歳で美容の世界に復帰する。しかし、仕事は順風満帆とはいかなかったという。自身で「三度肩たたきがあった」と語る試練とは…。そして、定年まで勤め上げた理由は、夫との「ある約束」が。それは…。
誰でもできる!? 美の秘訣とは…
今回、佐伯さんの自宅で、美の秘訣を教えてもらった。その名も「ピピピ運動」。続けられることを第一に考えたというその運動とは…。そして毎朝欠かさずとっている食べ物やお気に入りのものに囲まれた生活の中で、心がけている特別な時間の過ごし方を語ってくれた。さらに器を集めることが好きだという佐伯さん。ここにも亡き夫と語った夢のかけらがあった。
常に全力で自身に向き合う佐伯さんの等身大の姿とチャーミングな素顔がそこにあった。
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愛と人生の物語「好きなイタリア映画」
100年以上の歴史を持ち、市井の人々の愛や人生をリアルに描いてきたイタリア映画は1950年代から60年代までに黄金期を迎え、映画好きの人々を魅了してきた。
そんなイタリア映画について街の熱中世代に聞くとマルチェロ・マストロヤンニやクラウディア・カルディナーレなどの俳優のほか、思い出の作品まで様々な話が聞こえてきた。
そんなイタリア映画の作品の中で、熱中世代のオトナたちはいったいどの作品を選んだのか…?またイケメン好きの佐伯さんの好きな俳優、作品とは?
美しい女優、二枚目俳優が出演した懐かしの映画をたっぷりご紹介する。
美容家 佐伯チズ(さえき ちず)さん
1943 年生まれ。外資系化粧品会社を定年退職後、「ひとりでも多くの方をきれいにしてさしあげたい」という想いから、エステティックサロン「サロン ドール マ・ボーテ」を開業。その後、美容理念と佐伯式美容理論を提供する場、「佐伯式美肌塾チャモロジースクール」を開校。現在では、スクールを卒業した教え子が“佐伯チズ認定ビューティシャン”を称号し全国でサロンを展開している。
これまでに出版した著書は、累計で500万部を超える。「美肌革命」(講談社)は、英語、フランス語、ロシア語、ポーランド語に翻訳され、海外からも注目と集め、近年では中国での人気も高まっている。今やその影響力は美容にとどまらず、食文化や生き方指南まで、女性のみならず、多くの男性からも強い支持を集めている。 講演、執筆活動、雑誌の他、テレビやラジオ出演を行いながら、現在も自身でお肌のお悩み相談やお手入れを続けている。