熱中世代 大人のランキング

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2016年10月9日

熱中ゲスト

映画監督 崔 洋一

日本映画界を代表する映画監督の崔洋一さんをゲストに招く。
33歳で映画監督デビューを果たし、「月はどっちに出ている」で国内外の50以上の賞を受賞。2004年には、盲導犬の一生を追った「クイール」、怪物と呼ばれた在日朝鮮人を描いた「血と骨」を発表するなど、幅広い映画作りを行ってきた。その映画作りの原点ともいえる「愛のコリーダ」を通じて生まれた大島渚監督との強い絆や忘れられない言葉とは。
今回、崔さんと鴻上尚史に“演出論”に関するお題を提示。物作りにおける逃れられない共通の苦悩にスタジオも思わず笑いが…。崔さんの映画にかける情熱と出会い・言葉に迫る。

映画「月はどっちに出ている」が大絶賛 その原点とは…

1993年に公開された「月はどっちに出ている」は、東京で暮らす在日朝鮮人の日常をユーモアを交えて描いた作品。国内外の50以上の賞を受賞するなど高い評価を得た。主役を演じた岸谷五朗さんとはその後3作品でタッグを組む。岸谷さんが語る「監督より怖いものはない」という崔さん評に、鴻上が迫る。崔さんの口からは、撮影の時は別人格になってしまうという驚きのエピソードが飛び出した。人間を真正面からとらえて描く崔さんの映画作りの原点に迫った。

大島渚監督との出会い 忘れられない言葉たち

26歳の時に大島渚監督作品「愛のコリーダ」の助監督に大抜擢。男女の性愛を真正面から描き、大きな論議を呼んだ作品でもある。その撮影現場はとても厳しいものだったという。
主演の藤竜也さんが以前、熱中世代のスタジオ収録の中で崔さんとの出会いと撮影当時の裏側を語っていた。泊まり込みの撮影で、崔さんがちゃぶ台をひっくり返したエピソードも明らかに。当時なぜその行動を取ったのかを崔さんが語った。そしてこの作品での現場経験は、その後の映画人生において大転換となったという。中でも大島監督と藤竜也さんにかけられた言葉に今も支えられているという。その言葉とは…?

“リアルを追及する”映画作りの裏側

怪物と呼ばれた在日朝鮮人が主人公のベストセラー小説「血と骨」の映画化に挑んだ。2004年に公開された同名作品「血と骨」は性と暴力を真正面から描いたもの。主演はビートたけしさん。当時映画監督として世界的な地位を築いていた中での体当たりの演技が話題を呼んだ。たけしさんは撮影にあたり、ある条件を提示していた。その条件とは…?思わず現場で熱くなる崔さんならではのエピソードが明らかに…。

鴻上尚史と“演出論”で語り合う

日本映画監督協会理事長の崔さんと日本劇作家協会会長の鴻上尚史が演出論を語った。
今回2人に“演出”に関するお題を提示して、各々の答えや思いをフリップに書いてもらった。異なる答えや物作りにおける共通の悩みにスタジオで思わず笑いがこぼれた。そして2人の演出家が今の演劇・映画について語り合う。鴻上の演劇に対する思いにも強くうなづく崔さん。第一線で活躍を続ける2人の演出家の今に迫る。

仕事場拝見 気になるプライベートとは…

今回、都内にある事務所にお邪魔して、仕事などの合間に気分転換や楽しみになっていることを取材した。キッチンで自ら行うあることとは…。そこでのお気に入りのものも教えてもらった。さらに、写真の専門学校で学んでいた崔さんならではの、今使っているカメラも公開。ドイツ製の二眼レフのカメラで撮影した、趣のある作品から崔さんの写真への思いを聞いた。そして熱中世代に崔さんが伝える“写真撮影”のあるポイントとは…。こだわりの物たちが詰まった崔さんのプライベートを紐解く。

カルチャーランキング

熱中世代の思い出の海外ドラマベスト5

「西部劇」から「ホームコメディ」まで、海外ドラマは日本でテレビ放送が始まって間もない1956年頃からお茶の間を楽しませてきた。
テレビ放送開始当時、子どもから大人まで楽しめる番組が少なかったが、海外ドラマの登場によって多くの人々がテレビの虜になったと言われている。
熱中世代はどんな作品を上げ、どんな思い出があるのか…?街ではドラマのテーマ曲を口ずさむ人やセリフを覚えている人まで。
多様なジャンルが存在する海外ドラマで思い出の作品ベスト5とは?!
懐かしのテーマ曲とセリフ、俳優でたっぷりの映像をお届けします!!
お楽しみに!!

映画監督 崔 洋一(さい よういち) さん

1949年長野県生まれ
大島渚監督「愛のコリーダ」等の助監督を経て、81年テレビ映画「プロハンター」で監督デビュー。
83年に映画「十階のモスキート」で劇場デビューする。93年には「月はどっちに出ている」で、53にわたる賞を受賞。以降「マークスの山」「豚の報い」「刑務所の中」「クイール」「血と骨」「カムイ外伝」他多数

現在、日本映画監督協会 理事長