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2016年7月17日
熱中ゲスト
歌手・ペギー葉山
日本音楽界の第一線で活躍を続ける歌手のペギー葉山さんをゲストに招く。
18歳で歌手デビューを果たし、次々とヒット曲を世に送り出してきたペギーさん。
「南国土佐を後にして」「ドレミの歌」「学生時代」など時代を彩る名曲誕生の裏側を語る。
また、亡き夫・根上淳さんとの7年に及ぶ介護生活で教わったこととは…。
変わらない歌声で人々を魅了するペギーさんの歌への思いと飾らない素顔に迫る。
歌手生活64年 名曲の裏側に迫る
ジャズ歌手としてデビューしたペギーさん。抜群の歌唱力で国内外の歌を見事に歌いこなし多くの観客を魅了してきた。そんなペギーさんの転機ともいえる歌は、1959年発売の「南国土佐を後にして」。レコードの売り上げは100万枚を超える大ヒットを記録した。しかしペギーさんの中では民謡調のメロディーに戸惑いがあったという。当時抱えていた思いをスタジオで告白。そして初めて訪れた外国で見たミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」で、楽曲「ドレミ」に心を奪われ日本語訳をつけて「ドレミの歌」として発表。実は、この歌詞誕生の裏側には、三島由紀夫が関係していたという。それは一体…。
来年で歌手生活65年を迎えるペギーさん。今なお艶を増す歌声に秘められたエピソードに迫る。
集団疎開~米軍キャンプで歌った歌
3人姉妹の三女として誕生したペギーさん。クリスチャンの両親のもと、讃美歌など常に音楽に囲まれた環境で育った。そして幼いころに見た映画「オーケストラの少女」で主演したディアナ・ダービンの歌声に音楽への目覚めを感じたという。それからまもなく、日本は太平洋戦争に突入。ペギーさんは戦火を逃れるために福島へ集団疎開することに…。なぜ福島だったのか?その裏側には父のある言葉があった。そして疎開先での悲しい体験とは…。
一方で終戦後のペギーさんに衝撃を与えたのは、アメリカの音楽だった。さらにアメリカ映画「我が道を行く」の主演俳優で歌手のビング・クロスビーに強い憧れを抱く。
高校二年生の時に歌手の原点ともいえる出来事が訪れた。学校に通いながら米軍キャンプで歌い始めるのだ。当時、高校生だったペギーさんの目に映った戦後の光景とは。
父親に反対されながらも通うことを続けたペギーさんの強い思い、歌への尽きない情熱を紐解く。
最愛の亡き夫との介護生活7年
亡き夫根上淳さんとの共通の趣味で40年以上続けているという書道。ペギーさんが書道をする姿を取材した。
1965年、ペギーさんは俳優の根上淳さんと結婚。誰もがうらやむおしどり夫婦だった。しかし、結婚30年目を過ぎた1998年、根上さんが糖尿病から併発した脳梗塞で倒れる。そこからペギーさんの長い介護生活が始まった。歌うことを続けながら、夫の介護に心血を注ぐ。初めは「なぜ」「どうして」の思いで苦しんだが、徐々に心に変化が訪れたという。
介護をする中でペギーさんが教わったこと、さらに心がけていたことを語った。
パソコンで広がる世界に夢中
自身の公式ホームページで定期的にブログを更新しているペギーさん。パソコンを駆使して時事ニュースや自身が体験したことなどがつづられている。いつまでも色々なことに興味を持ち続けることが元気の秘訣だという。そしてそのパソコンで今思わぬ事態が発生しているという。それは一体…。現代的な問題をユニークに話すペギーさんにスタジオも柔らかな笑いで包まれた。
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色褪せぬ魅力 “思い出のフランス映画”
色彩、音楽、人間模様など、ときが経っても色あせない魅力。そんなフランス映画の最新作をいち早く上映する映画祭「フランス映画祭2016」。オープニング作品として、「シェルブールの雨傘」「昼顔」などで知られる、大御所カトリーヌ・ドヌーヴの最新作も上映された。会場に駆け付けた古くからのフランス映画ファンにその魅力について聞いた。
そこで今回は、長きにわたり愛され続けるフランス映画の中から、思い出の作品を熱
中世代にアンケート。
アラン・ドロンやジャン=ポール・ベルモンド、カトリーヌ・ドヌーブなど、名優たちの名前や音楽と共に蘇る「思い出のフランス映画」。はたしてベスト5にランクインした作品とは? ペギー葉山さんの思い出の映画もお楽しみに!
歌手 ペギー葉山(はやま) さん
東京出身。
1952年に「ドミノ/火の接吻」で
本格的なデビューを果たす。
デビューから現在までのレコーディング曲は
約2000曲に及ぶ。
「南国土佐を後にして」「つめ」「学生時代」「ドレミの歌」
「ラ・ノビア」など、ヒット曲多数。
1995年に紫綬褒章、2004年には、旭日小綬章を受賞。
現在、日本歌手協会名誉会長を務める。
2010年発売「夜明けのメロディー」がロングヒット。
2012年歌手生活60年。
ジャズ、スタンダード、歌謡曲など、
ジャンルを超えたシンガーとして活躍中。