熱中世代 大人のランキング

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2016年7月10日

熱中ゲスト

登山家・田部井淳子

女性として世界で初めて最高峰・エベレストの頂上に立った田部井淳子さん。その後も二児の母として主婦業に勤しみながら数々の山に登り52歳で七大陸最高峰の登頂を果たす。そして76歳となった現在も山に登るため世界中を飛び回っている。山に魅せられ山に寄り添ってきた田部井さんの原点と輝き続ける元気の秘密に迫る。

初めての山に魅せられ…山登りの“原点”

福島県三春町で生まれた田部井さんは病弱で運動嫌いな少女だった。しかし、小学4年生の時、担任の先生に誘われて行った初めて山登りが人生の転機となる。今まで出会ったことのない風景に目を奪われ、山の魅力に目覚めたのだ。そして、その時先生に掛けられた、ある言葉が田部井さんの胸に強く残ったという。
大学を卒業した田部井さんは社会人山岳部へ入り本格的な登山にのめりこむ。男性についていくために行ったのは、驚愕のトレーニングだった。そんな中知り合ったのが、田部井さんが「結婚して大成功だった」と語る夫・政伸さん。その出会いとは。

女性世界初のエベレスト登頂

1971年、田部井さんら日本女子登山隊は世界最高峰・エベレストへの登頂を目指し活動を開始した。女性だけでは達成不可能と言われていた中、準備期間は3年半に及び費用を節約するなど地道な努力が続いた。そして、エベレスト行きを相談した田部井さんに夫・政伸さんはある意外な“条件”を出した。
15人の隊員の中から最終アタックメンバーとして田部井さんが選ばれた。そこで目にした標高8000mの世界は想像を絶するものだった。登頂までに味わった「髪の毛が逆立つような」緊張、そして田部井さんが山頂に立って思ったこととは―。

山の楽しみを多くの人々に

東日本大震災直後から毎月、故郷・福島の被災者とのハイキングを楽しんでいる田部井さん。山の楽しみを人々に感じてもらいたいという。そんな田部井さんが熱中世代へ山の楽しみ方をアドバイス。そして、田部井さん特製の山で食べておいしい常備菜“ふきみそ”をスタジオで試食。鴻上と進藤が思わず完食したその味とは。

がんを克服し人生を楽しむ

2012年にがん性腹膜炎で余命3ヵ月と宣告を受ける。つらい抗がん剤治療中に救いとなったのも山だった。体調が優れない中で登った山で感じたこと、そして山登りを通じて得た、大切にしている“言葉”について語る。

カルチャーランキング

熱中世代が好きなSF映画は

夢の宇宙旅行やタイムマシン、未知の世界での冒険。そして来たる社会を鋭く描いた問題作などなど。まだ見ぬ未来の世界に胸躍らせた「SF映画」。最近も続々と新作が製作されたり、最新のCG技術を使って再編集された懐かしい作品が人気を得るなど、まだまだ目が離せない。
そこで今回は、街のオトナたちにSF映画の思い出や好きな作品をランキング。哲学的な作品から、大人気の宇宙活劇シリーズなど人気作品が目白押しのSF映画、いったいどんな作品が選ばれたのか?さらに今回のランキングには、意外な日本の〝ある作品〟もランクイン!お楽しみに!!

登山家 田部井 淳子(たべいじゅんこ) さん

1939年福島県三春町生まれ。1969年『女子だけで海外遠征を』を合言葉に女子登攀クラブを設立。1975年世界最高峰エベレスト8848mに女性として世界で初めて登頂。1992年七大陸最高峰登頂者となる(女性世界初)。
年数回海外登山に出かけ、現在までに70か国以上の最高峰に登頂。20~40代女性のための山の会MJリンク呼びかけ人。メディアへの出演や執筆、講演などを通じて山登りの楽しさを多くの人に伝えている。
最近の出版物に『私には山がある~大きな愛に包まれて』(PHP研究所)、『それでもわたしは山に登る』(文春文庫)などがある