熱中世代 大人のランキング

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2016年8月7日

熱中ゲスト

女優・作家 岸惠子

ゲストは女優、そして作家としても活躍を続ける岸惠子さん。人気絶頂の24歳の時、単身渡仏し国際結婚。世界中を飛び回るジャーナリストとしても活躍している。2013年に発表した小説「わりなき恋」は、成熟した男女の恋愛を鮮烈に描きベストセラーになった。自分の信じるままに自由な生き方を貫いてきた岸さんのドラマティックな人生に迫る。

映画界に新風…“規格外”の女優人生

1951年に18歳で銀幕デビューした岸さん。その名を一躍有名にしたのが映画「君の名は」。岸さん演じるヒロインのスカーフの巻き方、“真知子巻き”も大流行した。数々の作品の中でも思い出深い作品が市川崑監督の「おとうと」(1960年)だという。弟の世話を焼くひたむきな姉をなかなかうまく演じられなかった岸さんだったが、市川監督の“ある一言”によって、役にすんなり入ることができたという。
1954年、有馬稲子さん、久我美子さんと共に「文芸プロダクションにんじんくらぶ」を設立。当時映画会社に存在していた俳優の出演作を制限する協定“五社協定”に抵抗し、自由な活動を行うための独立プロダクションだ。人気女優3人が映画界に新風を巻き起こしたプロダクション設立の秘話を語る。

単身渡仏・パリでの華やかな日々

24歳で、医師で映画監督のフランス人、イヴ・シァンピさんと結婚するため単身パリへ渡った岸さん。海外への個人旅行が制限されていた当時、人気女優の岸さんにパリへ渡る決心をさせたシァンピさんの“運命の言葉”とは。
目に映るものすべてが眩しかったというパリでの新婚生活。しかし、フランス語が話せないことで肩身の狭い思いをすることもあったという。そんな岸さんのフランス語習得のきっかけとなった出来事がある。それは、嫁ぎ先での家政婦との意外な“バトル”だった…。

“今日で子どもをやめた”横浜大空襲の記憶

 太平洋戦争のさなか、岸さんを襲った1945年5月29日の横浜大空襲。この日、公園の木にのぼり自分の家が爆撃で崩れ落ちるのを目の当たりにしたという。とっさの判断が生死を分けた、忘れることのできない“あの一日”の一部始終、そして当時12歳だった岸さんが抱いた思いとは。

“世界”を見つめ思うこと

ジャーナリストとして紛争地域や混乱する情勢下の国々にも足を運ぶ岸さん。そのきっかけとなったのは、新婚時代にパリで受けた、ある“差別”だったという。世の中の真実を知りたいと世界中を飛び回ってきた岸さんが見た、テロが頻発するフランスの現状、そして混乱する世界情勢について思うこととは。

小説「わりなき恋」にこめた想い

 69歳の女性の“人生最後の恋”を鮮烈に描き話題となった小説「わりなき恋」。この秋に一人芝居として演じる。4年の歳月をかけて書き上げベストセラーとなった作品にこめた想いを聞く。また、輝き続ける岸さんのモットーは“見栄とはったり”。その真意とは?

カルチャーランキング

注目の新スポット〝スヌーピー・ミュージアム〟の人気グッズランキング

60年以上にわたり幅広い世代に愛されているアメリカ生まれの漫画「ピーナッツ」
その人気キャラクター「スヌーピー」をテーマにしたミュージアムが2016年4月、2年半の期間限定で東京・六本木にオープンしました。
世界初公開を含む貴重な原画の展示や、ここでしか手に入らないオリジナルグッズいっぱいのミュージアムショップ、ピーナッツにちなんだスペシャルメニューを味わえる
カフェなど見どころがいっぱい。
その中から今回は、ミュージアムショップの人気グッズ、ベスト5を紹介します。
〝ここでしか手に入らない〟ピーナッツファンに人気の限定グッズ。果たしてどんなグッズがランクインするのでしょうか。お楽しみに!

岸惠子(きしけいこ)さん

横浜市出身。大ヒット映画『君の名は』でヒロイン・真知子役をつとめ、一躍トップ女優に躍り出る。その後も『雪国』『おとうと』『細雪』などの映画やテレビドラマに多数出演。2001年映画『かあちゃん』にて日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞。
40年あまりのパリ暮らしの後、現在はベースを日本に移し、近年では海外での豊富な経験を綴った執筆活動も盛んで『巴里の空はあかね雲』(文藝大賞エッセイ賞)、『ベラルーシの林檎』(日本エッセスト・クラブ賞)、『私の人生ア・ラ・カルト』小説『風が見ていた』『わりなき恋』等、作家としても活躍。昨年は小説『わりなき恋』を自ら脚色し、一人芝居の公演を全国各地で行った。今年の9月再演を予定している。
2011年、フランス共和国政府より芸術文化勲章コマンドール受章。