熱中世代 大人のランキング

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2016年5月15日

熱中ゲスト

衣装デザイナー ワダエミ

黒澤明監督の映画「乱」でアカデミー賞最優秀衣装デザイン賞を受賞し、国内外で活躍する、衣装デザイナー ワダエミさんをゲストに招く。
世界中を探して見つけた素材から作り出されるワダエミワールドの神髄とは…。
〝衣装デザインへの情熱〟と世界中を飛び回るワダさんのチャーミングな素顔に迫る。

世界のワダエミとは… 

1985年に公開された黒澤明監督作品「乱」で衣装を手がけ、アカデミー賞最優秀衣装デザイン賞を受賞。黒澤作品に参加するきっかけには、シェークスピア好きが関係していました。また、黒澤監督との思いがけないエピソードまで明らかに…。 黒澤監督との出会いでワダエミの名は世界に知られるようになります。中国の映画監督 チャンイーモウから直々の指名で映画「HERO」(2003年)「LOVERS」(2004年)の衣装を立て続けに手がけることに。また、国内でも大島渚、美輪明宏、野田秀樹、三谷幸喜、宮本亜門等名だたる演出家・映画監督と仕事をともにする。今までの仕事で印象に残ったこととは…

京都の家に生まれて

ワダエミさんの生家は2000坪の京都の邸宅。小さいころから一流の調度品に囲まれて過ごします。服はオーダーメイドがほとんどで、職人とデザインのことでよく話をしていたといいます。こだわりの強さを感じさせるエピソードでは、雛人形に自分の髪型と同じおかっぱをさせたということも。また、子供のころから絵を描くのが好きで、邸宅内にはエミさん専用のアトリエまで作られたといいます。
小学三年生で終戦を迎えたエミさん。その時子供心に感じたこととは…。また、母親が
焼けた家から持ち出したあるものを今も大事に持っているといいます。
そのあるものとは…。
そして大学は絵を学ぶために美大へ進みます。そこでは様々な出会いが待っていました。

和田勉との出会い

1957年、まだ大学生だったエミさんはNHKディレクターの和田勉さんと結婚。
エミさんが和田さんと結婚した一番の理由とは…。
和田勉さんはかつて出演したテレビ番組の中で「夫婦でほとんどしゃべらない」「しゃべらなくていいから結婚した」と話していました。
それに対してエミさんからは意外な言葉が…。
2人の夫婦の少し意外でオリジナリティーあふれる関係を紐解きます。

ワダエミの“仕事術”

ワダエミさんの仕事術を探るために自宅兼仕事場にお邪魔しました。これまでの仕事で
たまった資料やデザイン画の整理を考えているというエミさん。世界的なデザインが生まれた貴重な“現場”にお邪魔しました。
また、必ず使う仕事道具や海外での生活で欠かせない、あるアイテムも教えてもらいました。そこにはエミさんならではの仕事術がたくさん詰まっていました。
世界を相手に活躍するエミさんならではのこだわりに迫ります。

カルチャーランキング

熱中世代が好きな「シェークスピア」

2016年はイギリスの偉大な劇作家、ウィリアム・シェークスピアの没後400年となる。
生と死、愛と憎しみ、信頼と裏切りなど人の感情を巧みに表現しながら、
人の心を映して見せたシェークスピア。
400年以上前の作品であっても、その人間的な側面が今もなお、世界中の人々の心を打っている。
今回のランキングは、熱中世代に聞いた〝好きなシェークスピア作品〟ベスト5を
映画の名シーンと共にご紹介。
また、明星大学(東京・日野市)で開催されている没後400年記念特別展から、
滅多に公開されることのない貴重書コレクションも紹介。お楽しみに!

ワダエミさん

1937年3月18日生まれ 79歳
京都府生まれ
京都市立美術大学西洋画科卒業
大学在学中に演出家の和田勉と結婚。舞台衣装の世界へ。
1972年、映画「マルコ」で衣装デザインを手がけ、映画初進出。
以来、世界各国で映画や舞台の衣装デザイナーとして活躍。
1986年には映画「乱」(黒澤明監督)でアカデミー賞最優秀衣装デザイン賞受賞。
1993年には舞台「エディプス王」でエミー賞受賞、ほか受賞多数。
「御法度」(大島渚監督)「HERO」「LOVERS」(チャン・イーモウ監督)等で衣装デザインを手掛ける。