熱中世代 大人のランキング

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2016年2月7日

熱中ゲスト

政治学者 姜尚中

ゲストは政治学者の姜尚中さん。穏やかな口調で投げかける鋭い持論でテレビ番組などでも活躍する一方、悩みながらいかに生きるべきかを説いた書「悩む力」がベストセラーになるなど、その言葉が多くの人々の心に響いている。
在日韓国人二世として生きてきた半生、そして、〝大切な人〟を失うという自身の経験と東日本大震災を経て辿りついた思い。姜さんが貫いてきた人生の哲学と意外な素顔に迫る。

映画デビュー! 新たなチャレンジとふるさとへの思い

65歳を過ぎた姜さんは、故郷の熊本で政治学の枠を超えた新たな活動を始めている。今年1月には熊本県立劇場の館長兼理事長に就任。また、熊本県出身の人気俳優、橋本愛さんや高良健吾さんもキャストに名を連ねる熊本県のPR映画に主役の一人として出演した。 
〝映画デビュー〟を果たした姜さんが演じてみたいと思っている意外な役とは。そして、年齢を重ねたことで変化していったという、ふるさとに寄せる思いを語る。

在日韓国人二世として・・・ 母の教えと人生の転機

1950年に熊本市内の朝鮮人集落に生まれた姜さん。少年時代に大きな愛情で包んでくれたのが母親だった。晩年まで文字の読み書きができなかったという母が教えてくれた人間哲学、それは後の姜さんの生きる指針となったという。
そして学生時代には、人生の転機が訪れる。これまで名乗っていた日本名を捨て韓国名を名乗ることを決意したのだ。その決意の裏にあったのは、初めて韓国を訪れた際に湧き上がった思いだった。

姜さんが明かした〝討論戦略〟

姜さんがメディアに登場し始めたのは湾岸戦争が始まった1990年代の始め。穏やかな口調と鋭い持論で人気を集めるようになる。姜さんをメディア登場時から知る「朝まで生テレビ」のあの人が、人を惹きつける姜さんの魅力を語る。
また、侃々諤々(かんかんがくがく)の討論が展開する番組で、姜さんが〝心掛けていた〟という〝戦略〟とは?

生と死を見つめて 息子の死と東日本大震災

2009年に、長い間心の病を患っていた最愛の息子を亡くした姜さん。悲しみを受け止めきれずにいる中で起きたのが、2011年の東日本大震災だった。姜さんは被災地で肉親を失った人々と出会い、やがて小説「心」を書いた。
2つの悲劇を見つめて書いた小説は、姜さんが「どうしても書かなければならなかった」のだという。この作品に込めた思い、また震災発生の直後に訪れた被災地で見た〝忘れられない光景〟を語る。
そして、いつも冷静な姜さんが今、たいへん熱中している〝あるもの〟。これまでの人生観を変えてしまうほど熱中してしまったその理由とは-。

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あなたが好きな〝アメリカン・ニューシネマ〟

ゲストの姜さんが憧れたという映画が「イージー★ライダー」(1969年)。〝アメリカン・ニューシネマ〟の名作だ。
〝アメリカン・ニューシネマ〟は、ベトナム戦争が泥沼化していった1960年代後半から70年代初頭にアメリカの新しい映画人たちによって作られた映画の総称で、勧善懲悪やハッピーエンドに象徴される従来のハリウッド映画とは異なり、セックスやドラッグ、暴力、大人への反発などをテーマに取り入れ、既成の価値観にとらわれず、低予算でありながら自由かつ意欲的な名作が多く生まれた。
50歳以上のオトナたちに好きな作品を聞くと、「イージー★ライダー」をはじめ「卒業」や「真夜中のカーボーイ」、「カッコーの巣の上で」など声が次々と・・・。
〝熱中世代〟のオトナが選んだ〝アメリカン・ニューシネマ〟ベスト5を思い出のシーンと共に紹介。若き日のダスティン・ホフマンやロバート・デ・ニーロ、ジャック・ニコルソンなど名優たちの姿をお楽しみに!

姜尚中さん

1950年、熊本県熊本市に生まれる。国際基督教大学準教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授、聖学院大学学長などを経て、現在東京大学名誉教授。2016年1月より熊本県立劇場館長兼理事長に就任。
専攻は政治学、政治思想史。テレビ・新聞・雑誌などで幅広く活躍。
主な著書に『在日』『悩む力』『心の力』『母-オモニ-』『心』『悪の力』
最新刊は『君に伝えたいこと -15歳の人生レッスン』、『姜尚中と読む夏目漱石』