熱中世代 大人のランキング

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2016年1月17日

熱中ゲスト

俳優 藤 竜也

北野武、大島渚、黒沢清など世界的な映画監督の作品に出演、国内外で高い評価を得てきた日本を代表する俳優、藤竜也さんをゲストに招く。
大きな話題を集めた映画「愛のコリーダ」への出演を決めた〝役者としての覚悟〟、そして「カチンコが鳴った時に解放される」という藤さんを貫く〝演じることへの情熱〟と意外な素顔に迫る。

「君には何もない」原点は巨匠の一言

1962年に映画「望郷の海」で銀幕デビューし、以来、日活を退社するまで専属俳優として約90本の作品に出演することになる。〝映画好き〟な青年ではあったが、そもそも役者になろうとは考えていなかったのだという。その藤さんが、なぜ映画界、そして俳優の道を歩むことになったのか・・・。きっかけは〝偶然〟の出来事だった。
いわゆる〝大部屋生活〟を続けているころ、俳優・藤竜也にとって大きなターニングポイントとなったのが、鈴木清順監督に言われた「君には何もない」という言葉。藤さんが、あがきながら役と対峙していった日々とは・・・。

テレビドラマ「時間ですよ」で人気者に

藤さんが〝お茶の間の顔〟となったのは、日活退社後に出演したテレビドラマ「時間ですよ」(TBS)。〝謎の男〟風間の役を演じて人気に火が付く。
藤さんが驚いた、ドラマの影響の大きさを物語る当時のエピソードを披露する。

大島渚監督・脚本「愛のコリーダ」撮影秘話

藤さんは1976年公開の日仏合作映画「愛のコリーダ」の主役、吉蔵を演じた。大島渚監督がメガホンを取り、阿部定事件を題材に作られた作品。しかし、撮影現場で実際に男女の営みが求められるとしてキャスティングが難航し、吉蔵役の俳優はなかなか決まらなかったという。「とにかく読んでください」・・・大島監督がそう言って、藤さんに映画の台本を渡したのは制作発表会見前日の出来事だった。
番組では当時、助監督を務めた崔洋一監督にインタビュー取材、その舞台裏を聞くとともに、藤さんが、役者人生を賭けて挑んだ、「愛のコリーダ」の撮影秘話と出演を決断した思いに迫る。

世界の北野監督作品で主演

北野武監督の「龍三と七人の子分たち」で藤さんが演じたのはヤクザの元組長、龍三役。藤さんにとって北野監督作品への初参加で初主演となった。数多くの作品に出演してきた藤さんだが、撮影現場で驚いたことがあったという。北野監督ならではの演出とは・・・。また、藤さんが「胸を熱くした」という、俳優仲間がふともらした言葉について語る。

意外な素顔と〝地元〟の散歩

妻は1968年に結婚した元女優の芦川いづみさん。撮影など仕事の際は別だが、いつも午後8時に寝て、午前3時半に起きる〝早寝早起き〟の生活を送っているという。 今回、藤さんが育ち、これまで人生の大半を過ごしてきた藤さんの〝地元〟横浜で〝散歩ロケ〟を敢行。中華街では行きつけの店や、祖父が通っていた店を教えてもらった。 実はこの日、すでに12km歩いてきたという藤さん。多いときには週4日、ウォーキングをしているのだという。藤さんの日常、〝地元〟の仲間との交友とは・・・。

カルチャーランキング

あなたが選ぶ〝ダンディ〟

〝ダンディ〟だという印象を持つ人が多いゲストの藤さんにちなみ、50代以上の熱中世代のオトナたちに「ダンディな有名人」をアンケート取材、ベスト5を国内編と海外編それぞれ紹介する。街へ飛び出した角澤アナウンサーの装いにもご注目。
〝ダンディ〟とは何か?街では「服装やヘアスタイル」「清潔感のある人」などの外見、また「滲み出てくるものがある人」など内面についても様々な声が上がった。
果たして、〝ダンディ〟に選ばれた有名人とは・・・。海外編で登場する映画の名シーンもお楽しみに!

藤 竜也(ふじ たつや)さん

本名 伊藤龍也
生年月日 昭和16年8月27日
出身地 北京生まれ