熱中世代 大人のランキング

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バックナンバー

2015年11月8日

熱中ゲスト

作家・作詩家 なかにし礼<前編> 

人々の記憶に深く刻まれている数々の歌や小説を生み出してきた、活動50周年を迎えた なかにし礼さん。
2012年に食道がんを克服するも、今年2月、リンパ節にがんの再発を発見した。
しかも、がんが再発した場所は前回、がんが発生した場所に近く、さらに、事態はがん細胞がいつ血管を破って大出血を起こしても不思議ではないほどに差し迫っていた…
がん再発を手術と抗がん剤治療で乗り越えたなかにしさんが、壮絶な体験と胸に秘めた想いを、2週にわたってたっぷりと語る。

がん再発。夫婦二人三脚での闘病生活

前回は「陽子線治療」で乗り越えたガンだが、今回それを行うと過剰照射になる可能性が高く、手術が必要と医師たちに言われたなかにしさん。以前心臓を患ったことがあるので、手術はせず、死ぬまでがんと付き合っていこうと決めていたなかにしさんを手術に踏み切らせたのは、誠意ある医師たちの熱意だった。
手術に臨むにあたり、死をも覚悟したなかにしさんが行ったこととは。また、想像以上に危険な部位に再発していたがんを取り去ることは難しいと知らされた家族が迫られたある決断とは。
そして、手術後「1週間以内に亡くなる可能性が極めて高い」と宣告され、夫婦で命を見つめる日々を過ごす。
がん再発から夫婦二人三脚での闘病生活を赤裸々に語る。

がん再発から生還できた理由とは

想像以上に難しい場所にできたがんだったが、自身の命を救ったのは、手術の際に医師がとっさに行ったある行為ではないかとなかにしさんは語る。続いて受けた抗がん剤治療の副作用の苦しみの中で、生きることの意味を見つめた日々の中、生きるエネルギーとなったのは、やはり創作への意欲だった。新たに書き始めた「自ら封印していた戦争体験」を綴った小説とは―。

女優たちが挑む"なかにし礼の歌"

作詩家・作家50周年を記念して発売されたアルバム「なかにし礼と12人の女優たち」。浅丘ルリ子さんや、桃井かおりさん、高島礼子さん、大竹しのぶさん、黒柳徹子さんなど個性豊かな女優たちが、なかにしさんのヒット曲を思い思いに歌い上げる。そのレコーディングの模様をたっぷりと紹介。また、なかにしさんが語る女優たちとのレコーディング秘話とは。

カルチャーランキング

熱中世代におススメの文房具ランキング

事務用品としてではなく、創造力を生むツールとして文房具の楽しみ方を伝える場所が生まれている。東京・表参道にある「文房具カフェ」では、食事を楽しむだけではなく、あることを自由にすることができる。それは一体…。 また、街の熱中世代に文房具へのこだわり聞いてみると、共感できるものからその人ならではの思いが感じられる面白い答えが返ってきた。 今回は、創業1904年の老舗文房具店で、熱中世代におすすめの文房具をランキング。脳を活性化するものや遠い異国に思いを馳せるもの、旅行や外出の際に便利なものなどがランクイン。その中で1位に輝いたのは…。 また、スタジオではなかにしさん愛用の筆記用具も紹介。書く職業として道具である万年筆へのこだわりを聴く。

なかにし礼

1938年9月、中国黒竜江省(旧満州)牡丹江市生まれ。立教大学文学部仏文科卒業。
在学中よりシャンソンの訳詞(※訳詩)を手がけ、その後、作詞家(※作詩家)として活躍。日本レコード大賞をはじめ多くの音楽賞を受賞する。2000年『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞。その他の著書に『兄弟』『赤い月』『生きる力 心でがんに克(か)つ』『天皇と日本国憲法 反戦と抵抗のための文化論』。などがある。近著に『生きるということ』2012年3月食道がんを公表し治療のため活動を休止。2012年10月活動復帰。
2015年2月がんが再発、4時間にも及ぶ手術と抗がん剤治療を行い、9月再びがんを克服。サンデー毎日で自らの戦争体験をモチーフにした小説『夜の顔』を連載中。