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2015年7月26日
熱中ゲスト
女優 草笛光子
ゲストは芸能生活65年の草笛光子さん。抜群の演技と圧倒的な存在感でファンを魅了し、81歳の今も舞台に情熱を注いでいる。トップ女優として活躍した松竹歌劇団時代の思い出やミュージカル女優の草分けとして道を切り開いた日々のこと、そして年を重ねた今こそ感じる〝女優〟としての熱い想いとは-。
しなやかに生きる草笛さんの女優人生、そしてチャーミングな素顔に迫る。
人見知りの少女が松竹歌劇団のスターへ
意外にも少女時代は大変な人見知りだったという草笛さんは、横浜の〝名門高校〟へ入学。その高校時代あるサークルへ入ったことで〝表現する魅力〟を知ったのだという。17歳の時に知人からの勧めで松竹歌劇団(SKD)の試験を受け、見事合格を果たす。研究生の日々を経てトップ女優となった草笛さんだったが、そこにはスターゆえの辛い出来事もあった。
人気テレビ番組「光子の窓」と巨匠との思い出
SKDの退団後、草笛さんはテレビ草創期の本格バラエティーショー「光子の窓」の司会を務めお茶の間の人気を博す。番組は「すべてが生放送」で、それゆえの苦労も多かったという。テレビ放送が始まったばかりの時代、草笛さんがユーモアを交えながら〝ブラウン管の向こう側〟での秘話を明かす。
また、草笛さんは1953年の映画デビュー以来、多くの巨匠たちの名作にも出演してきた。忘れられない作品の数々と、その撮影での裏話とは-。
ミュージカルへの熱い想い 必見の貴重映像も
ミュージカル女優の草分けでもある草笛さん。日本にミュージカルが根付き始めて間もない1950年代末からミュージカルの舞台に出演してきた。中でも忘れられない作品が1969年に上演された「ラ・マンチャの男」。本場ブロードウェイの舞台に感銘を受け、自ら日本での上演を働きかけたというこの作品のエピソードと貴重な当時の映像を紹介する。
〝白髪〟の秘密
草笛さんのトレードマークにもなっているのが美しい白髪。以前のように髪を染めることをやめたきっかけは、ある舞台への出演だった。草笛さんは「その役に対する姿勢」だとして髪の毛を剃って舞台に臨んだのだ。剃髪を決断した舞台での演技、そしてその後の〝白髪スタイル〟が草笛さんにもたらした「自由」とは-。
さらに、現在でも精力的に舞台に立ち続ける〝元気の源〟、〝今だからこそ演じたい役柄〟について聞く。
カルチャーランキング
白髪が似合う有名人
草笛さんにちなみ、熱中世代のオトナ100人に聞いた「白髪が似合う有名人」ベスト5をご紹介。熱中世代の皆さんが挙げた有名人は誰なのか-。
さらに、〝白髪〟についての意識もアンケート。男性の場合は〝ロマンスグレイ〟と言われるように渋くてカッコ良いイメージがある一方、女性からは「白髪を染めるのが大変」「中途半端な白髪をどうしたらいいのか」「白髪に憧れるけど、老けて見られそう・・・」などの悩みの声も多く聞こえた。そこで、ヘアカラーの専門家を訪ね、白髪を生かすカラーリングをアドバイスしてもらった。年齢を重ねたからこそできる白髪スタイルの魅力を再発見する。
草笛 光子さん
生年月日:1933年10月22日
出身地:神奈川県