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2015年7月19日
熱中ゲスト
歌手・役者 ピーター(池畑慎之介)<後編>
歌手・役者のピーターさんをゲストに招き〝ピーター流の生きかた〟に迫る<後編>。少年時代の〝2度の家出〟や〝美少年アイドル〟の誕生秘話などに続き、今回は、大きなターニングポイントとなったニューヨークでの〝出会い〟、映画界の巨匠からの〝ラブレター〟と、爆笑必至のエピソード、そして大切な時間である〝おひとり様〟生活、その極意をたっぷり聞く。
「芸能界を辞めようと」一大決心と〝運命の出会い〟
ピーターさんが日本を飛び出してニューヨークへ向かったのは1977年のこと。「芸能界を辞める覚悟」だったという。鮮烈なデビューから8年、異次元の〝美少年アイドル〟として人気の絶頂期にあったときになぜ-。
しかしその後、本場のミュージカルに接しているうちに再び芽生えたものがある。「自分は客席の側に座っている人間ではない、舞台に立ちたい、踊りたい、歌いたい」という思いだ。そのピーターさんを待っていたニューヨークでの〝運命の出会い〟とは-。
役者人生を変えた・・・黒澤明監督からの直筆〝ラブレター〟
新たな決意を胸に日本に戻り役者として挑戦を始めたピーターさんに、ある日、映画の出演依頼が届く。それが黒澤明監督の時代劇大作「乱」。演技が上手くできないとき、黒澤監督はピーターさんに直筆の手紙を送り、指導したという。ピーターさんが〝ラブレター〟と呼ぶ黒澤監督からの手紙をスタジオで紹介。書かれていた熱いメッセージとは-。
また、数カ月に及んだ撮影で、間近に接した黒澤監督の現場やオフタイムでの様子をピーターさんが明かす。人間味あふれる〝巨匠〟の爆笑エピソードは必見。
海辺の快適〝おひとり様ライフ〟と断捨離のススメ
ピーターさんが大切にしてきたのが〝ひとりの時間〟、そして都会の喧騒を離れた海辺での〝おひとり様ライフ〟。そのための貴重な空間である自宅をピーターさん自身がビデオ撮影、華麗な私生活を公開する。室内はもちろん窓の外の絶景やピーターさんの手料理も登場。
そのピーターさんが4年前から実践しているのが「断捨離」。キッチンの引き出し、アクセサリーに洋服、さらに人間関係についても〝身辺整理〟をすれば「60歳からの新たなチャレンジ」への準備ができるという。ピーター流「断捨離」のコツとは-。
ピーター/池畑慎之介 さん
1969年ATG映画「薔薇の葬列」でデビュー。その妖艶な魅力でセンセーションを巻き起こす。
同年「夜と朝のあいだに」でレコードデビュー。
日本レコード大賞最優秀新人賞、ゴールデンアロー新人賞を受賞。
その後、歌手「ピーター」としての活躍は勿論のこと、役者「池畑慎之介」として、比類なき個性を発揮。
1985年に公開された黒澤明監督作品「乱」に出演。以来、内外の評価が高まり、役者としての地位を確立。
以来40年を、芸能界の第一線で活躍し続ける。
今後も、「ピーター」と「池畑慎之介」の2つの名前を使い分け、歌手、役者、タレントと、その特異な才能を各界で遺憾なく披露する。