熱中世代 大人のランキング

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2015年5月10日

熱中ゲスト

ギタリスト 鮎川誠(シーナ&ロケッツ)

日本のロックシーンに大きな影響を与えた「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠さんがゲスト。
67歳になった今もバリバリのロック・ギタリスト。少年時代に聴いた洋楽のレコードで音楽に目覚め、ビートルズの出現に衝撃を受けたという鮎川さんの音楽に対する思い。そして、今年2月にがんで亡くなった、妻であり、音楽でも最高のパートナーだったシーナさんへの愛など、鮎川さんの熱くて激しいロックな人生に迫る。

レコードで目覚めた洋楽

福岡・久留米市で生まれた鮎川さん。父親が持っていたレコードを聴いて育ち、中学時代にはラジオから流れるレイ・チャールズやリトル・リチャードといった黒人の音楽に興味を持つように。
そして、ある時、ラジオから聞こえてきた新しい音楽に衝撃を受ける。それがあの、ザ・ビートルズ。ビートルズの音楽との出会いが、鮎川少年に与えたものとは―。

元祖〝めんたいロック〟 伝説のバンド「サンハウス」

「ロックを思う存分するために」九州大学に入学することを決意した鮎川さんは、念願がかない、1968年、入学と同時にバンド活動を開始した。大学在学中の1970年に結成したロックバンド「サンハウス」の音楽は、次第に全国に知れ渡るようになり、1975年、メジャーデビューを果たす。サンハウスの代表曲「レモンティー」を当時のライブ映像でお届けする。

最高のパートナー 妻・シーナさんとの出会いと永遠の別れ

「サンハウス」で演奏していた鮎川さんの〝おっかけ〟だったシーナさん。鮎川さんと結婚し、当初は〝普通〟の妻であった。しかし、そのシーナさんは、1978年、上京後に結成した「シーナ&ロケッツ」でボーカルとなり、ロックを志す女性たちにも影響を与える存在となっていく。
2014年9月、東京の〝日比谷野音〟で結成35周年の記念ライブを行った「シーナ&ロケッツ」。しかし、そのライブの前に、シーナさんは末期のがんと診断されていた。シーナさんはなぜ、がんの治療を行わず、ライブを選んだのか。
2015年2月、シーナさんは旅立つ。その時、病室には2人がつくってきたロックが流れていた。「シーナ&ロケッツ」として35年、ともに歩んできた夫婦が交わした言葉とは―。

俳優・堺雅人が語る 鮎川誠の〝魅力〟

俳優としても活動する鮎川さん。映画「ジャージの二人」で、息子役を演じた俳優・堺雅人さんが感じた鮎川さんの魅力とは。

カルチャーランキング

〝大関ヶ原展〟 おススメ展示品

歴史ブームが盛り上がりをみせる中、大きな注目を集めているのが、江戸東京博物館(東京・墨田区)で開催されている“大関ヶ原展”だ。徳川家康の没後400年を記念して開催されているこの展覧会では、武将たちの息遣いが感じられる関ヶ原の合戦ゆかりの品々が展示されている。(京都文化博物館、福岡市博物館でも順次開催)
今回はそんな大関ヶ原展のおススメ展示品ベスト5をランキングで紹介する。天下分け目の大展覧会、果たして一番のおススメ展示は―。さらに、ミュージアムショップで人気のグッズも取材。スタジオにもユニークなお土産が登場する。

鮎川誠(あゆかわ まこと)さん

ロック・ミュージシャン 
ビクター・レコード、スピードスター・レーベル専属
1948年、福岡県久留米市生まれ。
1974年、九州大学農学部卒業

1970~78年、福岡を代表するバンド「サンハウス」のリード・ギタリスト/コンポーザーとして活動。
シーナ&ロケッツのリーダー兼ギタリストとして78年に「涙のハイウェイ」でデビュー。
1979年、細野晴臣プロデュース、YMOとのコラボによるアルバム『真空パック』を発表、「ユー・メイ・ドリーム」のヒットでTVにも登場する。
エルビス・コステロやラモーンズともライブで共演し、81年にはアルバム「SHEENA & THE ROKKETS」でA&Mレコードよりアメリカデビューも果たす。
代表曲はデビューシングル「涙のハイウェイ」をはじめ「ユー・メイ・ドリーム」「レモンティー」「ピンナップ・ベイビー・ブルース」、阿久悠作詞「ロックの好きなベイビー抱いて」「ビールス・カプセル」「I'm FLASH!(ほら吹きイナズマ)」など、また自身のソロ作としては『クールソロ』(Alfa)、ウィルコ・ジョンソンとロンドン・レコーディングした『London Session1,2』(Speed Star)がある。
2014年発表の最新アルバム「ROKKET RIDE」まで、18枚のオリジナルアルバムをはじめ、フランス盤、アメリカ盤を含む数多くのベスト盤を発表している。

シーナ&ロケッツは1978年の初ステージ以来、今日まで一切のブランクがなく活動し続け、数多くのアーティストに影響を与えてきたレジェンド・ロックバンドとして唯一無二の存在を誇る。
2014年7月18枚目にあたる最新アルバム「ROKKET RIDE」を発表。9月にはノンストップで走り続けた35周年を祝う日比谷野外音楽堂でのワンマン・ライブを大盛況のうちに終わらせた。
最初にやりたかった事が今も一番やりたい事だと鮎川はよく語るが、それは彼らの音楽の普遍性をも顕している。ロックが出来るところならどこにでも行く、どこでもやるというフットワークの軽さは今もまったく衰えることはない。