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2015年4月19日
熱中ゲスト
美輪明宏 (歌手・俳優・演出家) 後編
歌手・俳優など幅広く活躍する美輪明宏さん。 1950年代に妖艶な美貌で「神武以来の美少年」と呼ばれ一世を風靡。その後も「ヨイトマケの唄」など人々の心を揺さぶる歌を歌い続けている。 俳優としても寺山修司や三島由紀夫の舞台など数々の作品に出演。そんな美輪さんを2週にわたってゲストに迎え、波乱万丈の人生と輝き続ける魅力に迫る。
伝説の舞台と三島由紀夫との18年の交友
1967年、美輪さんは寺山修司の熱烈なオファーを受け演劇実験室・天井桟敷の旗揚げ公演に参加。続く「毛皮のマリー」では主役の男娼・マリーを演じ大きな話題となった。その舞台を目にした三島由紀夫は自身が脚本を手掛けた舞台「黒蜥蜴」への美輪さんの出演を熱望する。美輪さんだけに語られたその切実な理由とは…。さらに、18年間にわたり親交を深めた三島との“出会いと別れ”などのエピソードを語る。また、今年(2015年)で〝最後の公演〟となる舞台「黒蜥蜴」への思いを美輪さんが語る。
長崎での被爆体験
あまりに多くの尊い命が失われ、愛するふるさとの街が、文化が、歴史が破壊された。10歳の時にふるさと・長崎の自宅で被爆した美輪さんが克明に記憶しているあの日のこと、目にした光景・・・。
これまで数々の反戦歌を作り歌い続けてきた美輪さんが自身の壮絶な戦争体験、そして〝今こそ大切なこと〟を語る。
こだわりのコンサートと“幸せになる方法”
今年で30年目となるコンサート「ロマンティック音楽会」は美輪さんのライフワークの一つ。選曲、美術、衣装、照明などの演出すべてを自身が手掛けるこだわりが詰まったコンサートの模様を紹介する。また、美輪さんがMC陣に「いつでもどこでも幸せになる方法」を伝授。果たしてその方法とは…。
美輪明宏 歌手・俳優・演出家
1935年 長崎県出身
小学校の頃から声楽を習い、16歳でプロの歌手として活動を始める。
銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」を拠点にクラシック・シャンソン・タンゴ・ラテン・ジャズを歌って注目を集める。
1957年、「メケメケ」が大ヒット。また日本におけるシンガーソングライターの元祖として「ヨイトマケの唄」など多数の作品を手がける一方で、俳優、タレントとしても活躍。舞台・映画・テレビ・講演・著作と多方面で活躍。
演劇活動においても寺山修司の『毛皮のマリー』三島由紀夫と組んだ『黒蜥蝪』ほか数多くの作品に出演。近年では宮崎駿監督によるアニメーション映画「もののけ姫」「ハウルの動く城」での 声の出演
「紫の履歴書(水書房)」「人生ノート(パルコ出版)」「花言葉(パルコ出版)」ほか著書も多数。
波乱万丈な体験からくる、人生を語る言葉は、多くの人を勇気づけている。
2012年大晦日「NHK 紅白歌合戦」に初出場。時代を超えて愛される「ヨイトマケの唄」を披露した。2014年からはNHK連続テレビ小説「花子とアン」の語りを担当した。