熱中世代 大人のランキング

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バックナンバー

2014年6月30日放送

熱中ゲスト

女優 若尾文子

日本映画の黄金時代の銀幕デビュー以来、日本映画史に残る数多くの名作に出演してきた女優・若尾文子さんをゲストに迎える。最近では携帯電話のCMでも話題を集めるなど、映画に加えテレビや舞台と、現在まで半世紀以上にわたり第一線で活躍を続ける若尾さんの魅力に迫る。
若尾さんと日本映画が誇る〝巨匠たち〟との出会い、そして名作の誕生秘話を聞く。今もなお輝きを放つ作品の数々はどのようにして生まれたのか・・・。また、作家・三島由紀夫との交流と共演した際のエピソードも聞く。若尾さんが見た彼の素顔とは・・・。
また、世界的建築家だった亡き夫、黒川紀章さんとの出会いと別れが若尾さんに与えたものは何だったのか。多忙だった黒川さんからのプレゼントは、今も若尾さんの大切なもの。
若尾さんが、温かく優しい夫婦の絆を明かす。
変わらぬ美貌と声が魅力的な若尾さんだが、実は欠かさず行っているものがある。女優・若尾文子の〝美〟を保つ秘密は・・・。

カルチャーランキング

熱中世代が好きな〝往年の映画スター〟

「アメリカ映画は夢だった」・・・若尾さんはそう話している。戦前に東京で生まれ、太平洋戦争で疎開経験がある若尾さんは、終戦後、足しげく映画館に通ったという。
多くの映画ファンが胸を躍らせていたのが外国映画だ。熱中世代のオトナに「あなたの好きな往年の外国映画のスター」をアンケート。男優と女優それぞれのベスト5をランキングで紹介する。そうそうたる顔ぶれから熱中世代が選んだスターとは・・・。 スターたちが出演した懐かしの名作、記憶に深く刻まれる名シーンもお楽しみに。

プレイバック

〝大スター〟若尾文子の原点と〝名作〟誕生秘話

6月下旬に、増村保造監督と組んだ作品8本がDVD化されて同時発売、また、その作品が各地で上映されるなど改めて注目されている若尾文子さん。海外での評価も高く、和服姿の艶やかさなどで人気も高い。
その若尾さんが映画界に飛び込んだのは1951年。大映の第5期ニューフェイスとして映画界に入ったのだ。日本映画の黄金時代、当時18歳だった。山本富士子さんが「高嶺の花」と呼ばれていたころ。これに対し、若尾さんは社長を相手に自身についてある言葉で表現している。その言葉とは・・・。
可憐な娘役として、若尾さんはデビュー直後からを集めるが、「十代の性典」の大ヒットで、その人気は決定的なものになる。 その若尾さんは日本映画界の〝巨匠〟と組み、数多くの作品を生み出している。溝口健二監督、小津安二郎監督、増村保造監督らとの出会いがあった。手法はさまざまだったという〝巨匠〟らの演技指導。「祇園囃子」や「赤線地帯」「浮草」「妻は告白する」「清作の妻」など日本映画史に残る作品の誕生秘話とは。
これまでの出演作品が250本を超える若尾さんは、作品を通して作家・三島由紀夫との交流もあった。共演の思い出、撮影現場でのエピソードなどを若尾さんに聞く。
彼らが見せた素顔も魅力的なものだった。

ライフスタイル

テレビや舞台での活躍、夫・黒川紀章との絆

若尾さんは映画のみならず、テレビや舞台と各方面での活躍を続け、出演したテレビドラマは100本以上にのぼる。この中で特に印象深いものはどの作品なのか。また、舞台では近年、翻訳劇や翻訳喜劇までレパートリーを広げるほか、「華々しき一族」などで主演公演を重ねている。若尾さんの現在までつづく第一線での活動の原動力を探る。
夫・黒川紀章さんとの出会いはテレビでの対談だった。それから7年の時を経て結婚。家庭人としての若尾さんはどのような女性だったのか。夫婦でテレビ出演した際の貴重映像を織り込みながら、黒川さんとの夫婦の絆を明かす。
若尾さんには、さらに、変わらぬ美貌を保つ秘訣も聞く。艶やかな和服姿の印象とは異なるアクティブな一面を若尾さんは持っていた。

若尾文子 さん

1933年(昭和8)11月8日 東京生まれ
1951年、大映の第5期ニューフェイスとして映画界入りし、翌年、『死の街を脱れて』でスクリーン・デビュー。可憐な娘役で瞬く間に大衆的な人気を博す。
世界的巨匠・溝口健二監督や増村保造監督、小津安二郎監督、市川崑監督などの日本映画史に残る数多くの名作に出演。映画出演数は250本以上に及ぶ。『クラクラ日記』('68 TBS)で本格的テレビ・デビュー。初主演にして第5回ギャラクシー賞第4回期間選奨を受賞する。以降、 100本以上のテレビドラマに出演。 また、舞台でも主演公演を重ねている。
映画では、キネマ旬報賞、ブルーリボン賞、NHK映画賞、日本映画記者会賞、ホワイト・ブロンズ賞、ブルーリボン賞主演女優賞、キネマ旬報主演女優賞などを受賞。テレビでも、第7回テレビ大賞優秀個人賞受賞、ギャラクシー賞第29回期間選奨、第63回日本放送協会放送文化賞などを受賞。