熱中世代 大人のランキング
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2014年5月19日放送
熱中ゲスト
作詞家・作家 なかにし礼さん
日本レコード大賞ほか多くの音楽賞を受賞するなど、ヒットメーカーとして数々の名曲を世に送り出し、直木賞受賞の『長崎ぶらぶら節』などの著作がある、なかにし礼さんをゲストに招く。
食道がんを切らずに克服し、大きな注目を集めたなかにしさんの〝闘病〟、そして石原裕次郎さんの貴重映像を交えながら、作詞家としての活動と、昭和を彩った名曲の誕生秘話に迫る。
なかにしさんが自身のがんを公表したのは2012年3月。早期発見ではなかった。医師に手術を勧められたが、心臓を患った経験から、手術に耐えられるか不安を抱えていた。なかにしさんは、別の治療法を探し求めることになる。しかし、いわゆるセカンドオピニオン、さらに、それ以降でも勧められたのは、手術をすること。しかし、それでも、なかにしさんはあきらめなかった。別の治療法を探し続け、ついにめぐり巡りあったのが「陽子線治療」だった。
がんの告知、そしてそこから始まった治療法を探すための〝闘い〟。がん克服へとつながるなかにしさんの命がけの〝挑戦〟を聞く。
また、3000曲を超える〝歌〟を作詞し、日本歌謡界のヒットチャートを席巻した、なかにしさんの音楽人生とはどのようなものなのだったのか。石原裕次郎さんとの運命的な出会いが大きな転機となっていく。
カルチャーランキング
「W杯目前企画!〝サッカー日本代表〟」
W杯開幕1カ月前の5月12日、決戦の地、ブラジル行のメンバーが発表される。果たしてサプライズはあるのか、ザッケローニ監督が選ぶ23選手の顔ぶれとは・・・。
番組ではW杯イヤーのスタートとなった1月につづき、熱中世代のオトナ100人にアンケートを実施。「期待する日本代表選手」そして「日本代表がどこまで勝ち進めるか」を聞いた。
欧州で活躍する〝海外組〟と〝国内組〟が融合する日本代表。短期決戦となるW杯の舞台で、熱中世代たちが活躍を期待する選手とは。
また、日本代表は過去最高成績のベスト16を上回ることができるのか。サポーターの熱い思いを背負った日本代表はどこまで勝ち進めるのか、果たして熱中世代の見立てとは・・・。
プレイバック
「なかにし礼の名曲誕生秘話」
大学在学中からシャンソンの訳詞(※訳詩)を手がけていた、なかにしさんが作詞家(※作詩家)として活躍するのは、昭和の大スターとの偶然の出会いがきっかけだった。
石原裕次郎さんとのことである。その時、2人にどんな会話があったのか。
その後、次々とヒット曲を生み出していくことになるなかにしさんは、石原裕次郎さんにも〝歌〟を提供。その時、大スターがなかにしさんに語った想いとは・・・。貴重映像を交え、誕生秘話を聞く。
数多くのヒット曲がある〝なかにし作品〟・・・ここでは、熱中世代150人にアンケートを実施。今も輝き続ける〝なかにし作品〟から、オトナたちが選んだ〝歌〟をランキングする。
最も多くの票を獲得したのは、果たしてどの作品なのか。
また、なかにしさん自身にも、〝マイベスト3〟を挙げてもらう。なかにしさんが選んだ〝歌〟はどの作品なのか、そして、そのワケとは・・・。
ライフスタイル
「がんとの闘病・・・命がけの〝挑戦〟」
「陽子線治療」を受け、がんを〝切らずに克服〟したなかにしさん。だが、その治療法を見つけるのは決して簡単なことではなかった。〝道標〟さえないなかで、まさに、命をかけて挑み、その末に探り当てたものなのだ。
がんの公表から約半年で復帰した、なかにしさんの〝闘い〟とはどんなものだったのか。
「がんとの闘いによって、生まれ変わり、新しい命をもらった」というなかにしさんが、伝えたいメッセージとは・・・。
そして、なかにしさんの例で注目を集める「陽子線治療」とは一体どんな治療なのか。なかにしさんが治療を受けた医療機関を取材した。
なかにし礼 さん
1938年9月、中国黒竜江省(旧満州)牡丹江市生まれ。立教大学文学部仏文科卒業。
在学中よりシャンソンの訳詞(※訳詩)を手がけ、その後、作詞家(※作詩家)として活躍。日本レコード大賞をはじめ多くの音楽賞を受賞する。2000年『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞。その他の著書に『兄弟』『赤い月』『生きる力 心でがんに克(か)つ』などがある。近著に『天皇と日本国憲法 反戦と抵抗のための文化論』。
2012年3月食道がんを公表し治療のため活動を休止。2012年10月活動復帰。