熱中世代 大人のランキング
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2014年4月28日放送
熱中ゲスト
昭和女子大学 学長 坂東 眞理子さん
昭和女子大学の学長、坂東眞理子さんをゲストに招く。数多くの著書があるが、女性としてのふるまい方を記した『女性の品格』(2006年)はベストセラーとなった。その坂東さんの新たな著作が2月に発売された『60歳からしておきたいこと』。60歳からの生活のヒントがつづられている。熱中世代の1人でもある坂東さんの知恵をたっぷり聞く。
1946年(昭和21年)、富山県で生まれた坂東さんは、東京大学卒業後の1969年に総理府入省。男女共同参画室長など女性政策に多く携わってきた。埼玉県副知事、在ブリスベン総領事、内閣府男女共同参画局長を歴任し、2003年に退官。昭和女子大学大学院教授、副学長を経て、2007年に学長に就任した。
官僚としての仕事、また2児の母親として子育て経験から、著作には女性のライフスタイルにかかわるものも多い。
その坂東さんが提案する60歳からの人生。〝人生の新たなステージ〟で、やるべきこと、そして〝品格のある生き方〟とは・・・。
カルチャーランキング
「注目商業施設!〝老舗店〟での売れ筋商品」
東京・日本橋に、熱中世代のオトナたちに人気のスポットがある。そこは3つの商業施設が隣接したエリア。それぞれの施設に共通する名称が「コレド(COREDO)」だ。英語で〝核〟や〝中心〟を意味する「コア(CORE)」、そして〝江戸〟を結びつけた名称だという。
その施設は今年3月にオープンした「コレド(COREDO)室町2」と「コレド(COREDO)室町3」、そして2010年にオープンし、新施設の「2」や「3」の開業に合わせてリニューアルした「コレド(COREDO)室町」だ。場所は江戸、そして東京の商業中心地としての歴史と伝統を誇る日本橋ではあるものの、訪れる人が減少するなど、商業的には決して安泰ではなかった。しかし今、〝伝統の街〟が、脚光を浴びているのだ。
「コレド(COREDO)」それぞれには多くの〝老舗〟が店舗を構えている。番組はそれらの〝老舗〟に注目。「伝統の味」や「伝統の技」・・・店舗ごとの売れ筋を紹介する。
また、地元商店街の会長とともに歴史的なスポットを散策。見どころの多い、日本橋という街そのものの魅力に迫る。
ライフスタイル
「60歳からの生き方」
〝黄金の20年〟とも呼ばれる時間、それは新たな生活の始まりでもある。「60歳からの過ごし方」を熱中世代はどのように考えているのか。街頭でのインタビューに答えてもらった。すでに新生活を始めている人、また、現在、考え中だという人がいる。
坂東さんは、人生を4つのステージに分けて考えるインドの思想が好きだという。年齢を重ねることは、それぞれが違うステージだというもの。このうち60歳からの20年間が「林住期(りんじゅうき)」にあたるという。〝人生の整理〟を始める時期でもある、このステージをどのように過ごすかが重要だという。より良い人生を送るためのキーポイントでもある「林住期(りんじゅうき)」に、どんなことをすればよいのか・・・坂東さんの提言とは。
番組ではある「林住期」の人を取材。その人が今、続けている新たなステージでの活動をカメラが追った。また、そうした活動ができる環境をつくっている自治体にもマイクを向け、目指すものを聞いた。
坂東さんには、さらに遺言や相続の準備についても聞く。「相続」が「争続」にならないようにするために必要なものは何なのか。そして「品格」のある生前整理とは・・・。
坂東 眞理子(ばんどう まりこ)さん
富山県生まれ
「図説 世界の中の日本の暮らし」
「新 家族の時代」「米国きゃりあうーまん事情」「副知事日記」
「女性の品格」「親の品格」「日本の女性政策」「錆びない生き方」「日本人の美質」「60歳からしておきたいこと」「ソーシャル・ウーマン」など著書多数。