ボクらの地球

中米ベリーズの世界遺産、ベリーズサンゴ礁保護区。
ここに広がる極彩色のサンゴ礁とグレート・ブルーホールは、世界のダイバーの憧れ。最近ではヘリコプターに乗り、上空から遊覧するツアーが人気で、旅行者も急増している。

世界の７つの海でも最高難度というこのベリーズサンゴ礁保護区に挑むのは、世界屈指の日本人ダイバーたち。
素潜りのギネス記録を持ち、その泳ぎは世界屈指の美しさという二木あいさんと、海の環境を見つめ続けて３０年、ベテラン海洋ジャーナリストの永田雅一さん。
二木さんの息をのむ美しい泳ぎと、永田さんの生き生きとした水中生物のリポートとともに、グレート・ブルーホールをはじめ「青い神殿」と呼ばれる海中鍾乳洞を撮影。
夢のような世界にいざない、カリブの大自然と海中の絶景を余すところなくお伝えする。

二木さんは世界的に注目される水中表現家。
たったひと息で潜るフリーダイビング（素潜り）で、世界遺産の水中の美しさを表現していく。

特に二木さんの素潜りは泡をまったく出さず、動きが静かで滑らかなので、魚や生き物を驚かせることなく限りなく接近することができる。 また、彼女は海の珍しい生き物と水中でのアイコンタクトも得意。
愛らしいタツノオトシゴや、どう猛なウツボを発見し、会話を楽しむ。

＊二木あい　水中シーンで使用した曲
♪エターナルライト/ リベラ

一方、永田雅一さんは世界の７つの海で８３００回以上の潜水調査をしてきた海洋ジャーナリスト。
この日本屈指のベテランダイバーをもうならせたのが、カリブの濃密な海域。
水中には極彩色の熱帯魚が舞い踊り、珍しい形のサンゴ礁が限りなく続く、豊かな海だ。永田さんは豊富な海の知識と、たくみな水中レポートの技と独自の視点で、カリブ海のオールスターズとも言えるカラフルな熱帯魚やサンゴの珍しい生態を解説してくれる。

さらに、夜のサンゴ礁は圧巻。水中ライトを持つ永田さんの周囲に、何千、何万ものおびただしい数の動物プランクトンが集まってくる。 プランクトンの柱の中で、永田さんのリポートはその真骨頂を発揮する。

そして、いよいよ大海原にぽっかりと空いた漆黒のグレート・ブルーホールにカメラが潜る。
その不思議な映像とは？
カリブ海の人々が青い神殿と呼ぶ、海中鍾乳洞の姿とは？
ベテランダイバーしか挑むことができない夢の海中探検へご案内する。