地球の目撃者 ~東日本大震災から3年 南三陸・命の海は今~

地球の目撃者 ~東日本大震災から3年 南三陸・命の海は今~

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震災前の三陸の海
豊かだった震災前の海。様々な生き物たちがいた。佐藤は水中写真のスペシャリスト。カナダ・ベインズ海峡で10億匹のニシンの産卵の奇跡を目撃していた時、日本ではあの、3.11東日本大震災が。撮影を途中で切り上げ急いで故郷に帰る佐藤。彼が目撃したものは、見渡す限りの廃墟―ダイビングショップも、家もすべてが失われていた。

震災から半年後、地元からの潜水調査の依頼をきっかけに、再び三陸の海に潜る佐藤。大波に流された海底からは色が失われていた。そして、目撃したのはほんとうに小さな奇跡―
爪の先に乗る生命。それはダンゴウオの赤ちゃん。
一年後、再び志津川湾に潜る佐藤。
今度はクチバシカジカ=グラントスカルピンを目撃する。三陸の小さな生命たちが、佐藤にまた生きる希望を与え、佐藤は函館での復活を期す。

しかしふるさとの海への思い断ちがたい佐藤は今年3月、再び志津川の海に挑む。

水中に入った佐藤は津波にながされて岩肌がむき出しになっていた海底が、カラフルに変化している事を見つける。 黄色や紫の海綿、生い茂る海藻、そして色とりどりの生き物たち。


写真:©佐藤長明

三陸のアイドル、真っ赤なダンゴウオと再会する。


写真:©佐藤長明

そして、やっぱり待っていてくれた、グラントスカルピン。


写真:©佐藤長明


写真:©佐藤長明

さらに、佐藤は海底で鮮やかに輝く魚達の卵をカメラにおさめる事に成功する。 卵から、新たな命が生れ落ちていく瞬間を、震災後初めて目撃。 自身と同じように、激変した環境で必死で生き抜く生き物達の姿を見た佐藤。 その時、どんな事を感じ、どんな一瞬を切り取ったのか-?

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