週刊記念日～この日何の日～

3月27日「さくらの日」

３月２７日はさくらの日です。制定したのは公益財団法人日本さくらの会です。日本の季節を表す言葉に、二十四節気、七十二候、という言葉があります。七十二候で、３月２６日～３０日の期間は、桜始開（さくらはじめてひらく）と呼ばれています。その期間の中で、３・９＝２７という式をもとに、２７日を記念日に選んだようです。日本さくらの会は、昭和３９年、東京オリンピック開催の年に、さくらの愛護、保存、育成、普及等を目的に設立されました。設立当時の日本のさくらは、東京オリンピック開催や国土整備事業などの急激な開発により、全国的に衰退していたとされています。日本さくらの会は、設立以来、さくらの植樹、さくら名所の保全、名木・巨木の保存、などの活動を行ってきました。今では、多くの人が当たり前のように花見を楽しんでいますが、そもそも、日本で最初に花見を楽しんだとされる、歴史上の人物といえば、豊臣秀吉です。秀吉は、１５９４年、桜をみるために吉野山を訪れたとされています。その会は、徳川家康、前田利家、伊達政宗など、そうそうたる武将をはじめ、約５０００人が参加する花見の会でした。しかし、この年の吉野は長雨に祟られ、秀吉が吉野山に入ってから３日間雨が降り続いたという話も残っています。