週刊記念日~この日何の日~

週刊記念日~この日何の日~

  • トップページ
  • バックナンバー
  • 明日は何の日

バックナンバー

2月7日(日)


2月10日「簿記の日」

2月10日は簿記の日。制定したのは全国経理教育協会です。この日は、日本の簿記のバイブルと言われている「帳合之法」という本が発行された日です。その本は、アメリカで簿記の教科書として広く使われていた本を、福澤諭吉が翻訳したモノです。そもそも、帳合とは簿記と同じ意味で、帳簿に支出や収入などを記入して、損益を計算するという意味です。福澤諭吉は、この本の中で、こう述べています。「簿記を学べば会計事務が便利になる」そして「簿記を学べば日本の国力が増す」。この考えと同じ考えを持つ人がいます。それが、記念日の発案者で、全国経理教育協会の代表理事でもある岡部隆男さん。岡部さんは、福島県のビジネス専門学校の校長をつとめており、若者の教育に取り組んでいます。岡部さんは「簿記を学べば、会計の仕事だけでなく、社会を理解できる」と言います。そんな岡部さんの学校では、もちろん簿記は必須科目。実際に簿記を学んだ生徒達からは「生活が変わった」「社会全体のことを考えるようになった」などという声が上がりました。簿記の日の制定には、学校の生徒たちのように、より多くの人に簿記に触れてほしい、という思いが込められているようです。