週刊記念日～この日何の日～

8月10日「焼き鳥の日」

8月10日は焼き鳥の日です。制定したのは、おでんや焼き鳥、うなぎなどの外食チャーンとして知られる鮒忠です。8月１０日で「や（８）きと（１０）り」と読めることから、この日が記念日になりました。焼き鳥のルーツは諸説あり、探るのが難しいと言われていますが、江戸時代の料理書には、焼き鳥、串焼きといった言葉が見られ、その頃には、現在のような焼き鳥があったと考えられるそうです。しかし、当時、鶏の肉は高級品で、庶民はなかなか食べられなかったと言われています。その焼き鳥を、戦後の復興期に大衆に広めた「焼き鳥の父」と呼ばれる人物がいます。それが、鮒忠の創業者、根本忠雄氏です。彼は、お店のあった浅草で、地域の人々に貢献したいという思いから、高級品の焼き鳥を、儲けを度外視し格安で販売。その焼き鳥が、大好評で話題となったそうです。そして、その創業者の思いは、今に受け継がれています。例えば、お店で出す焼き鳥は、通常の焼き鳥よりもボリュームがあります。また、毎年、焼き鳥の日には、格安で焼き鳥を販売するイベントを行っており、昨年は、1本10円で販売したそうです。しかも、そこでの売上金は、全額寄付するという活動も行っており、焼き鳥で多くの人に貢献したいという思いが感じられます。