ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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2月13日(土) ゲスト:9代目 林家正蔵(落語家)

今回のゲストは、落語家の9代目 林家正蔵。父には、昭和の爆笑王・林家三平、祖父には7代目 林家正蔵を持つ。落語界のサラブレッドとして生まれた正蔵こと泰孝だが、落語家になれ、と強要されたことは一度もなかったという。父・三平の弟子たちと同じ釜の飯を食い、兄弟同然に育てられた泰孝少年にとって、落語家を目指すことになったのは、ごく自然の流れだったかもしれない。しかし、15歳で父・三平に弟子入りを願うも断られ、三度目にしてようやく許され、入門後は特に厳しく鍛えられたという。「こぶが出来るほどよく殴られたから、後に"こぶ平"とつけられた」と言われるほど、人一倍、三平に厳しく育てられるも、父と子の師弟関係は長く続かなかった。弟子入りして2年満たずに、三平が病気で倒れ、54歳の若さで亡くなってしまったのだ。自分が師匠となり、息子を弟子に持った今だからこそ分かる父・三平の思い…正蔵が三平との日々について胸の内を語る。
「いい大人たちに囲まれ、人に恵まれた」というように、所ジョージ、ビートたけし、明石家さんま、とんねるず、ヒロミなど、一流の売れっ子や関係者たちに目をかけられ、瞬く間にテレビの人気者となった林家こぶ平時代。しかし、テレビや寄席でも必ず比較されるのが、やはり父・三平の存在だった。爆笑王・三平との芸風の違い、また自身の目指す自分ならではの落語家像と世間の求めるギャップ…。しかし、正蔵は、父・三平と不器用な自分との違いを分かりながらも、ある思いを捨てきれず、落語の道へと進んでいく。
また、話題は、今年3月公開の出演作「家族はつらいよ」の撮影裏話から、監督山田洋次との落語のつながり、そして人生の師と仰ぐ所ジョージから学んだことなど、人にかわいがられ、愛される正蔵ならではの幅広い交友関係が語られる。さらに、現在10人近くの弟子を抱える正蔵のもとに弟子入りした息子・たま平への思いも…。
今年、父・三平が亡くなった54歳になる正蔵。偉大な父と同い年を迎えるにあたり、正蔵の胸にはどのような思いが去来しているのだろうか? そしてはなし家として…これからどのような道を歩んでいこうとしているのだろうか? 正蔵節満載、笑いと示唆と教養に満ちた、見ごたえたっぷりのインタビュー!

2月14日(日) ゲスト:セロ(マジシャン)

360度囲まれたストリートを舞台にして人々を巻き込み、不可能を可能にしてみせるマジシャン・セロ。独創性にあふれる奇想天外のアイデアは、果たしてどのように生み出されてきたのか? これまでタブーとされてきたマジック創作の舞台裏に、女優・野際陽子が切り込む!
なぜ、セロはストリートを舞台にするのか? その背景には、16歳のころ、東京の歓楽街で"流し"のマジシャンをして食いつないでいた壮絶な下積み時代があった。テレビ初公開のセロの若かりしお宝映像とともに、謎に包まれたそのルーツに光を当てる。また、人生を大きく変えたマジックとの出会い、両親、国籍について…など、これまで語ることのなかった紆余(うよ)曲折の半生を告白する。
そしてインタビューは、予想外の展開に…。収録中、セロは野際にマジックのプライベートレッスンを始めたのだ! 意識を誘導するテクニック、繊細な指使い…、奇跡の瞬間の裏側を大公開! また、セロは今回番組のために、特別なマジックも用意していた! 果たしてそのマジックは、成功するのか?
セロの魅惑のマジック、そしてミステリアスな素顔が明らかに!