ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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9月7日(日)ゲスト:森昌子

歌手・森昌子。13歳でデビューし、山口百恵、桜田淳子とともに、「花の中三トリオ」として人気を集めた。55歳となった今年発表した新作は、自身初のロック歌謡「花魁」。森が、作詞・阿木燿子、作曲・宇崎竜童の黄金コンビに依頼した曲だ。

今回のインタビュアーは、月刊「ゲーテ」編集長・舘野晴彦。二人の出会いは2006年、森の自伝「明日(あす)へ」の編集を、舘野が担当したのがきっかけだった。 それから8年。待ち合わせの場所は森の指定だった。そこは東京三田の道路沿い、東京タワーを望むところ。小学生の時、栃木から三田に移り住んだ森にとって、原点の場所だ。さらに森と東京タワーは「同い歳」、いつも自分の人生を照らし合わせ眺めてきたという。

そして、インタビューが行われたのは、東京タワーの麓にある"とうふ懐石"の店。豆腐と野菜料理を前に、13歳でのデビュー、中三トリオなど、当時ブラウン管を賑わした昭和アイドルの知られざる舞台裏の話題に…。

「せんせい」「越冬ツバメ」など歌謡史に輝く曲を残してきた森昌子。しかし、常に"歌わされている"とう意識がつきまとっていたという。一体なぜなのか?さらに、結婚、引退、子育て、そして世間を騒がせた離婚の真相まで、森昌子の心の奥へと、舘野が迫っていく。 そして48歳での復活劇…。まさに裸一貫での出発の日に、歌を教えてくれた最愛の父がこの世を去る。皮肉な運命を語る森の目には涙が…。

本当に歌うことの辛さを味わったのは、その後だった。声が出ない悩み、鬱病、自殺未遂、追い打ちをかけるかのようなガン宣告…。そして子宮全摘出手術。空白の8年間の出来事が赤裸々に炙り出されていく。 壮絶な人生を語り終えた森昌子が舘野に贈った最後の言葉、それは"笑顔"の大切さだった。