昭和偉人伝

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淀川長治

「怖いですね〜、怖いですね〜」、「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!」。かつて数々の名フレーズを残し、お茶の間の人気者となったひとりの映画解説者がいた。その人の名は淀川長治。彼が出演するテレビ朝日「日曜洋画劇場」を、映画はもちろんのこと淀川の名調子を聞きたくて観る、という視聴者も数多くいたという。
淀川長治は、日本における映画発祥の地とされる神戸生まれ。幼い頃からたくさんの名作と呼ばれる映画を見続けた彼は、映画の魅力に取りつかれ、やがて多くの人にその楽しさを知ってもらいたいと思うように。そして、運命に導かれるまま映画の道へ。映画宣伝マンから映画雑誌編集者となり、テレビでの映画解説を担当するように。その中で経験した、名優チャップリンとの出会い、多くのハリウッド・スターたちとの対面。今回、淀川長治がいかにして映画に魅了され、"映画の伝道師"として生きたのか、映画評論家のおすぎさん、映画字幕でおなじみの戸田奈津子さんをはじめ、関係者の証言をもとに生涯を追いかける。
あの名フレーズはどのようにして生まれたのか? 懐かしい名解説・名調子もご覧いただく。