昭和偉人伝

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杉原千畝

今回は、第2次世界大戦のさなか、ナチスの虐殺から逃れようとしたユダヤ人をはじめ約6000人の難民の命を救った外交官・杉原千畝をテーマにお送りします。
杉原は外交官として東欧リトアニアに赴任するも、ある日、国外に脱出先を失い大量の人が押し寄せる異常事態に遭遇。彼は難民者の脱出を可能にするため、遠く離れた日本へのビザを発給し、命を救おうとする。しかし、日本政府は認めず、多くの人々がナチスの恐怖にさらされる。そんな中、命の重み・人道主義を最優先にと政府の訓令を無視し、約6000人の命を救った。今もなお、彼のおかげで生き残った人々が世界中にいる。
杉原千畝は、2015年末、映画化され知る人ぞ知る存在になりましたが、ごく最近までその偉大な功績がほとんど知られていませんでした。一体、どんな人物でどんな外交官だったのか。番組では、命のビザ発給物語にとどまらず、あまり知られていない杉原の晩年の人生にも注目。戦時下の危機迫る中、海外から日本に重要なメッセージを日本に送っていた事実。そして、海外から帰国後に待っていた過酷な運命…。戦後、その人道的功績が、なぜ広く知られずにいたのか? 杉原千畝は生前何を言いたかったのか? 戦後何十年もたってからようやく名誉回復に至った現代、また知られざる物語があった。
杉原の命のビザ発給を身近で見て支えた妻の故・幸子さんが、番組「徹子の部屋」で語った生前25年前の貴重な証言を紹介。親族や関係者が初めて明かす思い出や、名誉回復に大きく尽力した鈴木宗男氏(新党大地代表)のインタビュー、そのほか意外な一面がうかがえる貴重な証言など、知られざるエピソードをご紹介します。