昭和偉人伝

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相田みつを

「にんげんだもの」で有名な、相田みつをの日めくりカレンダー。みなさんも一度は目にしたことがあると思います。でも、この作者、相田みつをその人について、その実像をご存じですか?「にんげんだもの」で世に名前が出たのは60歳を過ぎてから、この世を去る7年前の事。それまでは長い不遇の時代を送ってきました。
若くして、書道界の権威ある展覧会に入選、しかし、「自分の作風はこれでいいのか」と毎日悩み続けました。その結果、長い年月をかけてお馴染みの「書のかたち」が生まれたのです。
その過程でなにがあったのか?そして、相田みつをの作風に大きく影響を及ぼした幼き日の思い出とは?番組では、相田みつをの不遇の時代を知る、多くの関係者の証言を得ました。また、実の息子で相田美術館館長の相田一人氏が語る、家族しか知らない父・相田みつをの素顔とは?
さらに、書家、相田みつをが実際に書に向かう記録映像は、この世でたった一本しか残っていないのです。今回番組は、その映像を入手しました。相田みつを死の2カ月前に撮影された、その映像に残されていたのは筆をとるみつをの、鬼気迫る姿でした。