昭和偉人伝
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仰木彬
写真提供:毎日新聞社
野球界の最高峰と言われるアメリカ・メジャーリーグで多くの日本人選手が活躍する現在。その礎を作ったのが、投手では野茂英雄、野手ではイチロー。
この2人の偉大な選手には共通点がありました。それはある一人の男によって育てられたこと。
その男とは・・・プロ野球界の名将・仰木 彬。
近鉄バファローズ、オリックスブルーウェーブの監督を歴任、リーグ優勝3回、日本一にも輝いています。その強さを支えたのが"仰木マジック"と言われた勝利への采配。
1シーズンに100通りを越えるオーダーを臨んだ「猫の目打線」をはじめ奇想天外な戦法で勝利を重ねました。
仰木はいかにしてこのような采配術を身につけたのか?
彼と共に戦った選手やコーチの証言をもとにその秘密に迫ります。
仰木が近鉄の監督に就任した1988年10月19日、対ロッテ戦。
今も語り継がれる優勝を掛けた伝説の死闘、当時の熱狂を当時、近鉄の主力選手であった金村義明氏、そしてコーチであった中西太氏が語り尽くします。
また、彼の元で野球を学んだメジャーリーガー・田口壮氏をはじめ、仰木ゆかりの人物がその魅力的な人物像について語ります。
2005年、病気と闘いながらシーズンに望み、壮絶な最期を遂げた名将、仰木彬。
日本プロ野球界に多大な影響を与えた男の生涯を追います。