昭和偉人伝
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鈴木貫太郎
70年前の昭和20年8月・・・。
広島・長崎への原爆投下、ソ連侵攻などがあってもなお本土決戦を叫び"一億玉砕"という破滅への道を突き進んでいた当時の日本。
その中で8月15日、昭和天皇と心を通わせ二人三脚で終戦へと導いたのが当時77歳の首相・鈴木貫太郎でした。暗殺とクーデターの危機が迫る中、いかにして戦争を終結させたのか?
そこには昭和史最大のドラマがありました。
生粋の海軍軍人として海軍トップにまで上りつめた鈴木ですが、心にあるのは常に"平和"の二文字でした。
昭和天皇の幼少期の養育係だった女性、足立たかと結婚。
鈴木自身も晩年には侍従長を勤めており、天皇にとって鈴木夫妻は父母のような存在だったのです。
番組では鈴木貫太郎が、頭と胸など4発の銃弾を受けたあの「二・二六事件」を語った妻・たかの肉声テープ、そして孫・道子さんの証言による玉音放送直前に起きた暗殺未遂事件の顛末を紹介。さらに終戦を決断した御前会議における「聖断」の舞台裏を徹底検証します。