昭和偉人伝

1972年5月15日。今から43年前、沖縄が本土に復帰しました。
時の総理大臣は、佐藤栄作。
彼は、後にノーベル平和賞を受賞しますが、その返還交渉の裏側には、幾つもの物語が隠されていました。
今年1月に公開された外務省の文書。この文書によって、1965年、佐藤栄作が沖縄を訪れた際に、アメリカから強い圧力をかけられていたことが判明しました。返還交渉後に明らかになった密約の存在。そして今尚、普天間飛行場の辺野古移設問題で揺れる沖縄。佐藤栄作が残した宿題は未だ解かれていません。戦後の総理大臣の中で最長在位期間を誇る佐藤栄作。功罪相半ばするともいわれる、その人生を再検証します。