昭和偉人伝
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梶原一騎
「巨人の星」、「あしたのジョー」、「タイガーマスク」、「柔道一直線」など…昭和40年代、日本に巻き起こった「スポコン」ブーム。その立役者である劇画原作者・梶原一騎。
今回、多くの梶原のヒット作の中から「巨人の星」と「あしたのジョー」を中心に作品の製作秘話を探るべく、川崎のぼる氏、ちばてつや氏といった作画を担当した漫画家へインタビュー。あの作品タイトルはどうやって決まったのか?星飛雄馬の投げる「消える魔球」のからくりはどうやって考えられたのか?「あしたのジョー」のラスト、ジョーはなぜ真っ白になったのか?関係者だから知る貴重な話を聞いた。
そして、梶原一騎を一番近くで見つめてきた、妻・篤子さんも登場。お宝満載の自宅を訪問し妻だからこそ知る「人間・梶原一騎」について話を聞いた。梶原一騎はどうやって、星飛雄馬、矢吹ジョー、伊達直人、番場蛮、大賀誠、といった魅力的なキャラクターを次々と生み出すことが出来たのか?
後年は不摂生がたたり体調を崩してしまった梶原。しかし、病床にあっても絶対に原稿を書くことを止めなかったと云う。その壮絶な戦いの様子を篤子夫人から、そして最後の連載「男の星座」で作画を担当した原田久仁信氏から話を聞いた。
懐かしいあの作品、そして様々な証言を通じて、梶原一騎の魅力と彼の原点に迫ります。